
読売巨人軍の阿部慎之助前監督
プロ野球・読売巨人軍の阿部慎之助前監督が、球団にフロント職で復帰する可能性が高まっている、と報じられた。
就任3年めの2026年5月、前代未聞の逮捕、即辞任という形で監督を退いた阿部氏に、なぜわずか半年での復帰が取りざたされているのか。
「5月のセ・パ交流戦直前、自宅で姉妹げんかを止めようとした際、暴行をしたとして警視庁に現行犯逮捕され、一斉に報道されました。後に不起訴処分になりましたが、球団は逮捕の一報時点で解任を決断。阿部前監督も、釈放された翌日には球団事務所で自ら辞任を申し入れ、受理されました。以降の巨人軍は、高校の先輩でオフェンスコーチに呼んだ橋上秀樹氏が、監督代行として采配を振るいました」(球団OB)
橋上体制となった巨人は、交流戦をセ・リーグ最上位の3位で終え、夏場以降は首位の阪神を猛追した。
「昨オフに、4番の岡本和真がポスティングでメジャーリーグに移籍し、核となる打者が不在のなかで、何とかやり繰りしていました。とくに効果をあげたのは坂本勇人、丸佳浩などベテランの起用です。世代交代を一気に進めようと、阿部前監督は2人を2軍に塩漬けにすることも少なくなかったのですが、橋上監督代行はプレッシャーがかかる9月に、積極的に起用しました。
一方で、若手も次々と登用し、“監督代行”という重圧のかかるポジションで、次々とその手腕を発揮していました」(同前)
チームが奮闘するなか、一度は去ったはずの阿部前監督が球団に舞い戻る予兆はあった。9月に入って突然、ネット媒体のインタビューに応じ、一連の騒動について懺悔したのだ。
「聞き手が巨人を長く担当した記者だったこともあり、球界内では『観測気球の要素が強い』といわれていました。ネットで集められた、復帰を求める署名が13万筆に達していましたが、世論が本当に許しているのかをはかりたかったのでしょう。
阿部前監督は、山口寿一(としかず)球団オーナーとの関係は以前より良好ですが、すぐに現場トップに戻すには、ハードルは高いです。フロント職で様子見をしながら編成面などを勉強させて、“阿部第二次政権”の布石にしたい構えです」(スポーツ紙野球担当デスク)
一方、在京テレビ局関係者は、阿部前監督の今後の立ち位置についてこう推測する。
「球団に在籍しながら、メディア出演も並行してできる形になるのではないでしょうか。引退後、編成本部参与として在籍しながら大学院に進学したり、テレビ、ラジオに出演したりしている長野(ちょうの)久義氏の例もあります」
騒動の主人公は、果たして無事に元の鞘に収まるのだろうか。
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