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【なでしこジャパン】采配ミスとエラーでドイツに1-2痛恨の逆転負け…2011年W杯超えの好内容も「見えてきた課題」とは

スポーツ 記事投稿日:2026.10.16 13:47 最終更新日:2026.10.16 14:20

【なでしこジャパン】采配ミスとエラーでドイツに1-2痛恨の逆転負け…2011年W杯超えの好内容も「見えてきた課題」とは

なでしこジャパンのドイツ戦前半、先制ゴールを決めた谷川萌々子(左)が長谷川唯(右)に祝福される様子(写真・共同通信)

 

 欧州遠征2連戦の最後、FIFAランク5位のなでしこジャパンは、同3位の強豪ドイツと10月13日(日本時間14日)に対戦した。結果は、逆転負けを喫したものの、試合内容には賛辞が送られているようだ。

 

 前半15分には、FW谷川萌々子が右サイドエリア手前でボールを受けると、鋭い切り返しから2人をかわし、右足で左ゴール隅に叩き込んだ。

 

 会場となったヴェーザーシュタディオンは独ヴェルダー・ブレーメンのホームスタジアムだけに、バイエルン・ミュンヘン所属の谷川にとっては “ホーム” での一撃のようなもの。その証拠に、ドイツ女子代表のファンからも驚きとともに、大きな拍手が送られた。

 

 これまでのドイツとの対戦成績は、1勝2分け11敗と圧倒されていた。唯一の白星は、2011年女子W杯ドイツ大会準々決勝でのことで、現在タレントで活躍中の丸山桂里奈のゴールで勝ったものだった。当時この勝利で勢いに乗ったなでしこジャパンは快進撃を続け、決勝で未勝利だったアメリカにPK戦の末に勝利。みごと世界一に輝いたのだった。

 

「ただ当時、決勝もそうでしたが、特にドイツ戦は、勝ちはしたものの内容は圧倒されました。早い段階で失点していれば、一方的な試合になってもおかしくありませんでした。

 

 ところが、今回のドイツとの戦いは、内容的にまったく違った。前半から日本はすさまじい勢いでプレッシャーをかけ続け、ドイツのミスを誘った。試合時間を『20分』と勘違いしているのかと思わせるくらい強烈にかけ続けたんです。

 

 逆に日本は、ドイツの素早いプレッシャーをうまくかわし、ペースは圧倒的に日本でした。

 

 その後、一瞬の隙を突かれて同点とされ、後半にはGK山下杏也加のキックミスから逆転を許しました。しかしそれでも、勝てるチャンスは多く、2011年から大きな進歩を感じさせたなでしこジャパンでした」(サッカーライター)

 

 では、見えてきた課題とは何だろうか。

 

「まず、狩野倫久監督の選手起用には疑問が残りましたね。

 

 今回は攻撃陣にケガ人が多いこともあってか、いつもならボランチの長谷川唯を、トップ下に入れた。彼女は “日本の至宝” と呼ばれるくらい、テクニックの高さはずば抜けています。この日も後方からの浮いたパスを、足先で巧みにコントロールして相手の頭上を越すように運んで入れ替わると、スタジアムから驚きの声が一斉に上がったほどです。

 

 ただ、トップ下は密集地帯であり、相手も長谷川だと知って潰しにくる。そのため、ボールタッチの数が極端に少なくなり、日本からリズムが徐々に消えていきました。

 

 また、長谷川がトップ下の影響で、いつもコンビを組むもう一人のボランチ・長野風香が精彩を欠いてしまった。いつもいる場所、距離、角度に長谷川がいないため、自身はボールを失う回数が増えました。

 

 多くの専門家が『長谷川はトップ下』と推しますが、2人のコンビを考えたらボランチのほうがいいという評価もあります。そのほうが、長谷川のタッチ数が格段に増えますから。

 

 一方、この日、得点をあげた谷川は、狩野監督が大事に育てているのはわかりますが、あまりにも途中交代が多い。谷川はこの日も、後半14分には代わってしまいました。彼女に『攻撃の全権を託す』という強いメッセージを送る意味でも、もっと出場時間を増やしたほうがいいのでは、との意見も多く出ています」(前出ライター)

 

 欧州遠征を1勝1敗で終えたなでしこジャパンの次なる強化試合は、11月29日と12月5日。国内で、これまた強豪のブラジルを迎え撃つ予定だ。はたして、躍進は続くだろうか。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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