
正木智也(写真・共同通信)
みずほPayPayドームが、割れんばかりの歓声と熱気に包まれた。10月16日、パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦、福岡ソフトバンクホークスが、“宿敵”北海道日本ハムファイターズを6-2で下し、開幕からの勢いそのままに無傷の3連勝(アドバンテージ含む5勝)をあげた。圧巻の強さを見せつけ、3年連続となる日本シリーズ進出を決めた。
この第3戦、試合を決めたのは、チームのリードオフマンとして打線を牽引し続けた正木智也外野手の一振りだった。1-2のビハインドで迎えた5回裏、2死ランナーを置いた場面。相手投手が投じた球をフルスイングすると、白球は鋭い打球音を残してレフトスタンドへと一直線。逆転2ランホームランとなった。先頭打者として連日打線を牽引し、3試合連続打点を記録。その圧倒的な貢献度はファンの心をも強く揺さぶり、CS期間中に最も“パない(半端ない)”活躍をした選手に贈られる「パーソル賞」をファン投票でも受賞を果たした。
Xでは《パーソル賞は正木か!シーズン最後の最後は調子悪くてCS不安だったけど杞憂だったね、良かった 日本シリーズも暴れてくれ!》など祝福する声が見受けられる。
2021年にドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスへ入団した正木。182cm、91kgという恵まれた体格から放たれる力強い長打を武器に、将来の中軸候補として大きな期待を集めていた。
「プロ入り当初は、右浅指屈筋損傷や右肘の靭帯損傷などに見舞われ、一軍と二軍を行き来するもどかしい日々が続きました。リハビリ期間に取り組んだ下半身を中心としたウェイトトレーニングと徹底的な体幹強化によって、シーズンを通して戦い抜ける頑丈な体を作り上げると、徐々に結果と信頼を積み上げてきました」(スポーツ紙記者)
鋭いスイングで相手バッテリーを圧迫する正木だが、ひとたび試合を終えれば、温厚で親しみやすい“癒やし系”へと変身する。ファンの間では、 大の犬好きとしても知られている。
「ホークスの若手選手が生活する『若鷹寮』へ入寮した際、愛犬の写真を持ってきていたそうです。慣れない環境に直面するなかで、部屋に飾った愛犬の姿は、彼にとって何よりの癒やしであったと聞きます。さらに、スマホの壁紙を『前に飼っていた犬』に設定するなど、変わらぬ深い愛情を寄せている様子が伝わってきます」(スポーツ紙記者)
2026シーズンは打率2割7分4厘、28本塁打、59打点と圧巻の成績を残した。10月24日に開幕する「SMBC日本シリーズ2026」、さらには、11月におこなわれる「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」では、豪快なアーチを描いてくれるのか――。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







