
阪神の佐藤輝明
10月19日、プロ野球・阪神タイガースが佐藤輝明のポスティング容認を発表した。球団事務所で会見をおこなった嶌村(しまむら)聡球団本部長は「球団にとっては非常に重く、かなり難しい決断であった」としつつ、「6年間すべてAクラス。3回の優勝に貢献してくれた」と、セ・リーグ三冠王まで上り詰めた“主砲”の夢を後押しすると語った。
そして、同日の情報番組『よんチャンTV』(MBS)に出演した、かつての虎の主砲である阪神OB会長の掛布雅之氏も活躍を期待した。
「掛布さんは、この話題でCSの4連敗は忘れられると喜びを語りました。メジャー移籍が実現した場合、阪神に支払われる譲渡金についても言及し、『かなりのお金が入ると思いますよ』と指摘しました。『100億近い契約になるでしょう。最大20億円ぐらいのお金は球団に入るんじゃないですかね』として、根拠として2006年にメジャー移籍した井川慶さんを例に出していました」(スポーツ紙記者)
2006年オフに、ニューヨーク・ヤンキースが井川を落札したときの金額は2600万194ドルで、当時のレートで約30億円。球団に入った資金で、阪神は室内練習場を建てたといわれている。掛布氏は同様に資金を獲得できるとして、来季から始まるセ・リーグのDH制度導入に関連した助っ人獲得などに使うのではないかと指摘した。
「佐藤の契約に関しては、アメリカのスポーツメディア『FanSided』などの寄稿するフリー記者、クリストファー・クライン氏が3年7500万ドルと予想しています。日本円にすると、約118億円になります。この金額をもとに、球団に入る譲渡金を計算すると、阪神に入るのは1312万5000ドルとなり、約20億6500万円。三冠王の代わりとなる超大物外国人の獲得も夢ではありません」(同前)
佐藤のメジャー挑戦に反対する阪神ファンもいるが、多くはすでに応援モードにシフトし、メジャーで“虎の4番”が大活躍する姿を夢想している様子。
《これから我々は佐藤輝明2世を探します》
《何十年後、「また昔の選手の話?」と笑われるかな 掛布さんや岡田さんを語る人たちに昔の話ばっかりと言った私 きっと私も話すだろう 佐藤輝明と森下翔太が同じ阪神にいた日々を》
1985年の虎フィーバー時の4番だった掛布氏は、33歳の若さでバットを置いた。あれから30年以上かかって出てきた左のスラッガーは、27歳で海を渡ることになった。
「掛布さんはけがでの引退でしたが、佐藤選手はこれからメジャーでの戦いが始まります。多くの阪神ファンが熱く応援するのは間違いないでしょう。今季は岡本和真選手、村上宗隆選手の2人が、長距離打者としてメジャーで活躍しました。佐藤選手もメジャー契約が実現したら、ぜひともこの流れに乗って、来季30本塁打以上を目指してほしいところですね」(前出・スポーツ紙記者)
いちばん高く売れるタイミングで佐藤を手放した阪神。佐藤マネーで大補強は至上命題だ。はたして、抜けた穴は埋まるのだろうか。
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