観客の熱い応援も魅力のひとつとなっている「宇都宮ジャパンカップ」。写真は2024年のもの(写真・共同通信)
10月18日、栃木県宇都宮市で開催された自転車のロードレース「2026宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」で、自転車で走行中の選手に、タオルを広げた沿道の観客が接触。選手が落車するシーンがSNSで拡散され、波紋を呼んでいる。
「『宇都宮ジャパンカップ』は、1992年から毎年、開催されている、国内外から延べ13万人もの観客を動員する国内最大級の国際自転車ロードレースです。国際自転車競技連合(UCI)が公認する、アジア最高位の自転車ロードレースで、国内外の強豪チーム参加のもと、毎年10月に宇都宮市の市街地や森林公園周回コースで、3日間にわたって開催されています。
拡散された動画では、森林公園の周回コースを自転車で駆け抜けてくる集団に、沿道の観客が声援を送るなか、1人の高齢の男性がタオルを横に広げ、コース側に侵入。男性の広げたタオルが選手の自転車と接触したことで、選手が落車する場面がおさめられていました。男性の行為によって2人の選手が落車しましたが、幸い、巻き込まれた選手たちは大きなけがに至らず、その後、2人とも自転車に乗ってコースに戻っていきました」(スポーツ紙記者)
とはいえ、コース妨害ともいえる男性の行為に、Xでは、《コーナーであれだけコースにはみ出して、さらにタオルを広げるのは妨害以外のなにものでもない》など、批判が殺到していた。
「こうした声を受け、宇都宮ジャパンカップ実行委員会は、翌19日に『レース中の選手と観客の接触による落車について』のタイトルで文書を発表しました。18日に起こった観客の接触による選手の落車について、《大会の運営に当たっては、これまでも動画などにおいて観戦マナーの啓発に努めてきたところでありますが、このような事案が発生したことは大変残念であり、落車された選手ならびにチーム関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。》と謝罪しています。
SNSで騒動となっていることに対して《現在、その様子を撮影した映像がSNS上で拡散されておりますが、今回の落車により当該選手に怪我はなく、チームから「これ以上の映像の拡散ならびに個人の特定・非難を望まない」旨の申し出をいただいております。こうしたことから大会主催者といたしましても、このような行為をお控えいただきますようお願いいたします》として、ファンに理解を求めました。
そのうえで、《沿道での応援は、長年宇都宮ジャパンカップの風景の一部でありますことから、今後とも、参加するチームや関係団体と連携し、観戦マナーの啓発と安全な競技・観戦環境の確保に努めることで、選手と観客の皆様が安心して楽しめる大会を目指してまいります》とつづっています。問題となった観客への対応については触れませんでした」(前出・スポーツ紙記者)
沿道での応援については、安全面の対策を見直すべきかもしれない。
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