
カブス・鈴木誠也
まだワールド・シリーズも始まっていないが、アメリカのメディアはすでに来季に向けたトレードの話題で持ち切りとなっている。日本人選手のなかで、大きな注目を集めているのが、鈴木誠也だ。
「鈴木選手は2022年、広島からポスティングでカブスに移籍。2026年シーズンは5年契約の最終年で、今オフにフリーエージェント(FA)となります。
5年通算の成績は、打率.269、打点382、113本塁打で、OPSは.823と非常に優秀です。2025年は32本塁打、103打点で、2026年の26本塁打、86打点を上回っていましたが、出塁率がアップしたことでOPSは.804から.841にアップしています。さらに今季は守備力が大きく向上しました。
米データ専門サイト『Baseball Savant』では、鈴木選手の守備の評価は2025年まで4年連続マイナスでしたが、2026年にはプラス8に。これは右翼手のなかでもトップクラスで、ナ・リーグ右翼手部門のゴールドグラブ賞の最終候補にも選ばれています。
契約最終年にこうした目覚ましい活躍を見せたこともあり、FA市場の野手のなかでもトップクラスの注目を集めているのです」(スポーツライター)
プロスポーツ選手の契約をデータ化するサイト「Spotrac」は、市場価値を「4年総額1億996万ドル(約173億8,000万円)」 と高く評価している。
これは年平均にすると約2750万ドル(約43億5000万円)で、カブスとの「5年総額8500万ドル(年平均1700万ドル)」からは大幅なアップとなる。
「もちろんカブスも鈴木選手を引きとめるでしょう。その場合の『クオリファイング・オファー』(QO=所属球団が提示できる1年契約)の規定額は、今季は2315万ドル(約37億0000万円)で、鈴木選手はこれを拒否する可能性が高いとみられています」(同)
鈴木の獲得にはブルージェイズなど複数の球団が意欲を持っているとされる。そんななか、米大手メディア「HEAVY」は、ヤンキースが鈴木を獲得するという記事を掲載した。
「鈴木選手を右翼手として獲得し、主砲のアーロン・ジャッジをDH専任にするのではないかと、MLBアナリストが予測しています。34歳のジャッジは近年故障が多く、今季は出場66試合で18本塁打に終わっています。
ヤンキースは2年連続で地区優勝を逃し、ポストシーズンでも2年連続で地区シリーズで敗退しており、立て直しを図ることは必至です。鈴木選手の獲得のためには、大型契約が残るスタントンを放出する必要があるとされますが、これは金額的にも合理的。鈴木選手を獲得する可能性は高いとみられています」(同)
松井秀喜やイチロー、田中将大らに続き、鈴木誠也も伝統のピンストライプに袖を通すことになるかも知れない。
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