
DeNA・度会隆輝(写真・時事通信)
10月17日、プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが幕を閉じた。横浜DeNAベイスターズが劇的な逆転勝ちで制し、日本シリーズ進出を決めた。
この快進撃の立て役者となったのが、社会人野球の「ENEOS」から大型新人としてプロ入りして3年めを迎えた度会隆輝(わたらいりゅうき)外野手だ。度会は今季から新設された、ファン投票で「CSで最も輝いた選手」を決めるセ・リーグ公式表彰「灯セ、みんなで。」JERA賞に見事輝いた。
Xでは
《灯セ、みんなで。JERA賞、本当に度会隆輝さんによく似合ってる》
《度会隆輝おめでとうおおおおおお》
など、ファンの歓声があふれている。
チームの快進撃と相まって称賛を独り占めしている度会だが、2026年シーズン前半は打撃不振に苦しみ、一軍と二軍を行き来する悔しい時間を過ごした。当時の様子についてスポーツ記者はこう話す。
「思い切ったスイングができなくなるなど不調が続くなか、悪循環を防ぐために、首脳陣は一度リセットする目的で、夏場にスタメンから外すこともありました。それでもなかなか結果が出ず、周囲は心配していました。でも、彼は決して投げ出さなかった。球場に早くから入って打ち込みを続けました」
窮地の彼を救ったのは、かつてチームの「マシンガン打線」の一翼を担った鈴木尚典(たかのり)打撃戦術・育成コーチだ。
「二人は試合前の早い時間から球場に入り、練習を重ねてきたといいます。鈴木コーチは体幹を重視し、腹筋や腕立て伏せを取り入れたメニューを伝授。この熱のこもった練習は今も続いているようで、2026年シーズン後半の巻き返しや、CSでの大活躍につながっています」(同前)
別の記者は度会のパーソナリティをこう評価する。
「度会選手の魅力は野球センスだけではありません。自分の打席で結果が出ない日でも、ベンチの最前線で誰よりも大きな声を張り上げ、チームの雰囲気をガラリと明るく変えてしまうムードメーカーです。
その象徴的な場面が、10月17日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでの一幕。9回の守備で痛恨の落球エラーを犯してしまいましたが、試合後の『JERA』表彰式で名前を呼ばれると、すぐさま帽子を脱いで頭を下げ、先輩たちに向かって『すいません!』と何度も謝罪していました。その素直な姿に、チームメイトは思わず笑みをこぼしていました」
短期決戦での勝負強い打撃と持ち前の明るさでチームを引っ張る度会。24日から開幕する日本シリーズで、背番号4の躍動に刮目!
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