
中日ドラゴンズの新監督となる工藤公康氏
10月19日、プロ野球・中日ドラゴンズの工藤公康新監督が、22日におこなわれるドラフト会議を欠席すると発表された。半年前から10月のスケジュールが決まっており、仕事の関係で、ライブ配信をリアルタイム視聴することもできないという。
「監督がドラフト会議に出席せず、編成のトップや球団社長などがくじを引くのはよくあることです。工藤監督も急遽の就任ということも背景にあるでしょう。
監督自身も、ドラフト方針について『おまかせしています。スカウトみなさんの目で見た、最善の選手をドラフトにかけていただいて、あとは僕らがどう育てるかというところだと思うので』としており、育成に専念するようです」(スポーツ紙記者)
この工藤監督の発言に対して、Xでは
《監督がドラフトより大事な仕事ってなに》
《仕事が入ってたって 監督に決まったのってホント直前だったのか?》
などの意見も書き込まれているが、《工藤監督からの「変なドラフトしたら分かってますよね?」の圧力を勝手にビシビシ感じている》などの前向きな意見もあり、新監督への注目の高さが分かる。
「工藤監督がくじを引かないということで、現在は球団本部長補佐としてフロント入りしている荒木雅博さんの登場を心待ちにするファンもいます」(前出・スポーツ紙記者)
工藤監督は1981年のドラフト会議で、西武ライオンズに6位として入団している。意外なほど低い指名順位は、入団に際しての騒動があったからだ。
「工藤さんは同年夏の甲子園でノーヒットノーランを記録するなど大活躍し、母校の名古屋電気高等学校(現・愛知工業大学名電高等学校)をベスト4に導きました。“大会屈指のサウスポー”として、社会人野球は二十数社が勧誘、プロからも9球団が指名あいさつし、1位指名は確実と見られていました。
ところが、ドラフト会議4日前に工藤さんのお父さんが“指名お断り”の文書を全球団に発送し、社会人野球の熊谷組入りを表明しました。しかし、西武ライオンズが6位で強行指名したため、プロと社会人双方が大混乱した末、西武に入団しました。契約金6000万円は同年の近鉄ドラフト1位で、甲子園優勝投手だった金村義明氏の5500万円を上回る金額だったといわれています」(同前)
自身のドラフトでは大騒動になった工藤だが、今回は球団にまかせることになった。
「当時のドラフトでも、中日は工藤さんを獲得するチャンスはあったんですが、“愛知三羽烏”と呼ばれた工藤さん、後に巨人で活躍した槙原寛己さん、当時は電電東海所属でプロ入り拒否を表明していた浜田知明さんの3人から浜田さんを2位指名し、拒否されていました。浜田さんは翌年、阪神に5位指名で入団しています。工藤体制の中日初年度のドラフトでは下手を打てませんから、編成部はピリピリしているかもしれませんね」(同前)
今回の中日のドラフト戦略はどのようなものなのか。ファンだけでなく、監督も楽しみに待っているのかもしれない。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







