
伊原陵人(写真・共同通信)
大阪市内での女性への暴行疑惑が夏場に報じられ、無期限で2軍調整を言い渡されていたプロ野球・阪神タイガースの伊原陵人(たかと)投手について、球団は10月20日、同日より制限を解除すると発表した。
嶌村(しまむら)聡球団本部長によると、この日までに本人と代理人弁護士が、球団側に刑事、民事訴訟両方を問われない旨を報告したと説明。「解決しましたので、本日から通常に戻します」とした。兵庫県尼崎市内の球団施設で取材対応した伊原も「丁寧さに欠ける行動をした。社会人として深く反省しています」と謝罪した。
「以前より、酒癖が悪いとの噂はチーム内でも流れていました。問題になったのは、後輩選手を連れて飲み歩いていたなかでのトラブルです。今回の騒動では動画まで撮影されていたので、言い逃れできませんでした。藤川球児監督も、相当ご立腹だったといいます」
球団OBはこのように明かすが、釈然としない点もある。
「20日の取材対応では、伊原が当該の女性と現在も『友人関係である』と、何度も強調していました。これがトラブル解決のポイントになっているととらえているのであれば、どこか違和感が残ります。本来は、今後の友人関係のつき合い方にも言及しなければいけなかったのではないか、と。
また、お酒の飲み方について、報道陣から突っ込んで問われることはありませんでした。断酒するのか、禁酒するのか、社会人として襟を正すためにどうするかが、あまり語られなかったという印象はあります」(スポーツ紙記者)
また懸念されるのが、チーム内への影響だ。球団関係者はこう語る。
「阪神には伊原以外にも、森下翔太など知名度が高い若手はいます。海を渡る佐藤輝明もそうですが、いずれもコロナ禍での入団だったため、プロ1年めから大手を振って夜遊びする機会はありませんでした。伊原の一件を我がことのように受けとめ、羽目を外すことがないようにしてくれたらいいのですが……」
チームは史上初のリーグ連覇を果たし、バラ色のオフをこれから迎える。ほかの“若虎”が二の舞を演じないよう、球団の監視強化が求められる。
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