
横浜高校の織田翔希投手(写真・馬詰雅浩)
10月22日午後4時50分から都内のホテルで開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。今年は現在まで1位指名の事前公表がなく、2013年以来13年ぶりに“公表ゼロ”で当日を迎えた。
「複数球団の強豪が確実視されていた横浜高校の157km右腕、織田翔希投手が1週間前の15日、アメリカ挑戦を表明したのが原因です。事前公表には、くじによる競合を避けたい思惑がある。しかし今回は目玉が消えたことで指名が分散することが予想されたため、他球団に対する牽制の意味が失われたということでしょう。どこが誰を指名するか分からない、見ている方からすれば面白いドラフトになりました」(スポーツ紙記者)
織田への“強行指名”があるかどうかも話題となり、ソフトバンクや日ハム、中日や横浜などが強行するとも噂されたのだが、蓋を開けてみれば、まさかの巨人の単独強行使命となった。
「織田投手がメジャー入りする場合、国際アマチュアFA(フリーエージェント)の規定が適用されるため、正式な契約解禁は最速で来年2027年1月15日となります。日本のドラフトでは、指名した選手と翌年3月31日までに契約をしなければ交渉権を失います。昨年、ソフトバンクはスタンフォード大学の佐々木麟太郎選手を強行指名しましたが、結果的に佐々木選手はマイアミ・マーリンズへの入団を決断しました」(前出・記者)
2012年には、当時花巻東高校の大谷翔平がメジャー希望を表明。しかし、北海道日本ハムファイターズが強行指名して口説き落とし、二刀流選手に育った。2024年には桐朋高の森井翔太郎選手もメジャー希望を表明。こちらは強行指名はなく、翌年1月15日にアスレチックスとマイナー契約を結んでいる。
「織田投手に関しては、21日にソフトバンクの城島健司チーフベースボールオフィサーが『今、考えています。指名する価値があるのか。うちの評価は非常に高い選手ではあるので』と含みを持たせていましたが、指名せず。強行指名の常連、日本ハムも新庄剛志監督は『1位から5位までは大体、みんな想像通りだと思いますけど』と話し、木田優夫GM代行は強行指名はしないことを明言。言葉通り強行指名をしませんでした」(前出・記者)
巨人の強行指名で、Xは大荒れとなった。
《織田くん強行指名は反対でしたー。そんな一か八かしてるじゃないと思うんやけどな》
《しかし読売…アメリカ挑戦を希望してる織田を強行指名とはどんだけ金出すつもりか 断られたら大失敗なドラフトに》
まさかの展開に賛否両論が渦巻いている。
「口説き落とすのに失敗すると、ドラフトの枠を1つ無駄にする結果となります。しかし巨人は、契約金と年俸は上限確実のうえ、出来高や引退後の面倒、メジャー挑戦容認などあらゆる手形を切ってくるんじゃないでしょうか。織田投手を翻意させることができるのか注目です」(前出・記者)
大波乱が巻き起こった今年のドラフト。巨人の強気は実るだろうか。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







