開幕したアジア大会で、日本勢初の6冠で有終の美を飾った競泳の池江璃花子(18)。
前日には「気持ちは折れそうだった。体は気持ち以上にきつかった。でも、金メダルは疲れを吹っ飛ばしてくれる」と語っており、最終日の8月24日、「一番緊張した」50m自由形で、見事、金メダル。
開催地・ジャカルタへの出発前には、「うまくいけば、MVPも獲りたいなと思っています」と自信をのぞかせていた。
「昨季は7月の世界選手権で惨敗するなど、体力も気持ちも大スランプに陥っていた。そこから徹底的に泳ぎ込みをおこない、完全復活を遂げた。好物のチョコレートを控えるなど、体重管理にも励んでいる」(スポーツライター)
中学生時代に比べると、肩や太もも周りはガッチリと筋肉質になり、アスリート体型に磨きがかかった。すべては、2年後の東京五輪のためだ。
「東京五輪では、決勝レースは午前中が有力。そのために早朝練習を増やし、朝方への転換を図っています」(同前)
20歳のスーパー女子大生で迎える大舞台に、期待は膨らむばかりだ。
(週刊FLASH 2018年9月4日号)