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ホームラン量産「大谷翔平」のすごさは「本塁打率」でわかる
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.29 11:00 最終更新日:2018.08.29 11:00
シーズンも終盤に差しかかるが、まだまだ大谷翔平(24)の「SHOWTIME」は止まらない。
米・メジャーリーグでは、8月24日(日本時間)からの三連戦、「プレーヤーズ・ウイークエンド」と題し、選手たちが自分たちのニックネームを刻んだユニフォームに身を通して試合に臨んだ。
そこで、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷が選んだニックネームが名前の「翔」と「Show」をかけた「SHOWTIME」なのだ。
その「プレーヤーズ・ウイークエンド」が開催されていた26日には、日米通じて自身初の「4番打者としての本塁打」を放ち、2日後の28日にも「4番DH」で出場し、逆転3ランを放った。ここにきて、本塁打の量産体制に入ったようだ。
大谷は8月28日現在、15本の本塁打を放っている。いままでメジャーリーグの舞台で1シーズン最多の本塁打を放った日本人は松井秀喜(44)で、2004年に記録した31本塁打。
メジャーリーグ1年目の選手に限れば、城島健司(42)が2006年に記録した18本塁打である。松井の31本塁打は難しいにしても、城島の18本塁打は上回りそうな勢いだ。
さらに、“率” に注目すると、大谷はとんでもない記録を残している。それは、本塁打1本に要する打数を表わす「本塁打率」。
28日現在、15本塁打を放っている大谷の打数が227。227÷15を計算すると、1本塁打が出るまで15.1打数必要という計算だ。
先に紹介した2006年の城島は506打数で18本塁打。つまり、1本塁打が出るまで28.1打数という結果なので、大谷のほうがかなりのハイペースだとわかる。
ちなみに、これまでメジャーリーグで1シーズン10本塁打以上放ち、いちばん本塁打率がよかったのは、2009年の松井秀喜。456打数で28本塁打を放ち、16.3打数で1本という計算だった。
なお、イチローは2005年に計15本塁打で45.3打数、福留孝介は27.5打数(2010年)、井口資仁が30.8打数(2006年)、新庄剛志が40打数(2001年)となっている。
大谷がこのままのペースを維持して本塁打を放てば、すべての日本人選手を上回る。「日本人最強スラッガー」の称号が塗り替えられる日も近いかもしれない。