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金足農業・吉田輝星「メジャーに興味ある?」直撃してみた
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.30 06:00 最終更新日:2018.08.30 06:00
金足農業の吉田輝星投手(17)が野球を始めたのは小学3年生のとき。天王ヴィクトリーズ野球スポーツ少年団の河村正悦監督が、当時を振り返る。
「幼稚園のころから金農野球部OBの父親が指導した影響で、入団当初からしっかりと投げることができた。本格的な投手デビューは5年生から。MAX100キロ超が、6年生になると110キロにアップした」
天王中学に入学後は軟式野球部に在籍し、県大会ベスト4。中3の8月から、秋田北リトルシニアに入部した。
「ひと目見て高い将来性を感じたが、これほど成長するとは驚きです。『毎日2、3時間のタイヤ引きのトレーニングで、下半身強化に努めた』と言ってました」(同リトルシニアの武田一泰会長)
中学生になると、少々やんちゃな一面も。同級生が語る。
「試合前の練習で相手監督めがけてフリーバッティングをして怒鳴られてました(笑)。我が強い面がありましたが、マウンド度胸のよさや何事にも動じない態度は、中学生のときからですね(笑)」
高校の同級生は、意外な特技を明かす。
「有名人ではなく、学校の先生や野球部の監督のものまねが得意。これが似ていて、大盛り上がりするんです」
甲子園大会後、将来の夢を聞かれ、「巨人入団」と“逆指名”したが、実情は異なる。
「好きな選手は楽天の則本昂大投手。動画を見て投球スタイルを熱心に勉強しているそうです」(スポーツ紙記者)
一躍、国民的スターへと駆け上がった吉田投手だが、次は日の丸を背負ってU‒18アジア選手権に臨む。8月28日の大学日本代表との壮行試合は、チケットが完売するなど、フィーバーはさらに過熱する勢い。
たったひと夏で、人生が激変した吉田投手が、複雑な胸中を打ち明けてくれた。
ーーしばらくは、自由に街を歩けないのでは?
「ちょっと、帽子とかかぶってうまく逃げられれば(笑)」
ーー知らない人から連絡は?
「ああ、けっこうありました。先輩の先輩みたいな感じで。上下関係が厳しいので、返さなければまずいと、本当に怖かったです。でも、なんて返せばいいのか……(苦笑)」
ーーメジャーに興味は?
「いや、(にやけて)まだ全然わからないです」
大学かプロか、その進路に関心が集まる。
(週刊FLASH 2018年9月11日号)