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甲斐キャノン炸裂の「甲斐拓也」タクシー運転手の母の愛忘れず

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.30 23:48 最終更新日:2018.10.30 23:48

甲斐キャノン炸裂の「甲斐拓也」タクシー運転手の母の愛忘れず

公式サイトより

 

 2018年10月30日、日本シリーズ第3戦で、ソフトバンクの甲斐拓也捕手(25)が出場。初回1死1塁で盗塁した走者の田中広輔を捕殺。日本シリーズの盗塁阻止率は100%と、今シリーズいまだに盗塁を許していない。

 

 2塁送球が1.71秒という強肩を誇り、Twitterでは「甲斐の肩すげえwまじでレーザービームやん(笑)」「いやいや甲斐肩強すぎでしょ」「出ました甲斐キャノン今日も炸裂ですなー」と、甲斐の肩の強さを大砲のキャノン扱いした「甲斐キャノン」という言葉が広まった。

 

 

 今では日本シリーズで活躍している甲斐だが、プロの道はどの選手より険しかった。2011年、ソフトバンクホークスの育成選手として契約し、背番号は3桁からのスタート。

 

 ドラフト1位で同期入団した捕手・山下斐紹(現・楽天)がいたこともあり、1軍出場の可能性はきわめて低かった、それでも諦めず頑張ってこられたのは、・小百合さんのおかげだった。

 

 小百合さんは甲斐が2歳の頃に離婚し、女手一つで育ててきた。地元のタクシー会社で女性ドライバーとして働いた。ほかの仕事を掛け持ちするなどして、息子を育て上げた。勤続24年、今では個人タクシーとして息子の試合に合わせて仕事ができるようになった。

 

 育成から這い上がり、育成出身初のゴールデングラブ賞を受賞するなど、球界を代表する捕手になった甲斐。それでもなお進化を続ける源は、母への感謝の心にあるのだ。

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