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新人賞を獲った「大谷翔平」秘策は高タンパクの自炊生活
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.13 22:54 最終更新日:2018.11.13 22:54
11月13日(日本時間)、BBWAA(全米野球記者協会)の公式サイトで、ア・リーグ最優秀新人賞(新人王)に選ばれた、エンゼルスの大谷翔平。
大谷は合計137票を獲得。2位のアンドゥハー(ヤンキース)が89票だったため、大差をつけての新人王獲得だった。
日本人選手では、1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手(マリナーズ)、2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来、17年ぶり4人目の快挙だ。
慣れない異国の地で、堂々の成績を残した大谷。その活躍を支えたのは、丁寧な自炊生活だ。
大谷の食事面をサポートしているのは、管理栄養士の大前恵さん。大前さんは、『週刊朝日』2018年5月25日号でこう話している。
「大谷選手は疑問に思ったことがあればきちんと理解しようとする姿勢が強い。栄養に関しても同様で、食事に向き合う姿勢はあくまで『プレーに必要な身体の材料を入れる』という感覚。『わーい! ご飯だ!』という感じではないんです。
だから気分に左右されず、どんなときでも、今の自分に必要なものを必要な分だけとる。結果を出す人には理由があるということです」
春季キャンプでは、大前さんが料理をしたことがない大谷に玉ねぎのみじん切りから教え、さらにオムライスやハンバーグの調理実習も実施。大谷は、シーズン中にオムライスを自ら作り、「料理男子」として成長した。
岩手日報(2018年11月9日付)によれば、身長193cm、体重92kgの大谷が筋肉を維持するには、1食あたり60gのタンパク質が必要だという。栄養を考えて、大谷は白米と玄米の割合をリクエストしたり、適切な肉を選んでいるそうだ。
来シーズンは打者として専念する大谷。料理の腕がさらに向上すれば、プレッシャーのかかる「2年目のジンクス」を容易に打ち破ることが可能だろう。