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広島から巨人に移籍「丸佳浩」35億円は高い買い物に終わるか

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.08 20:00 最終更新日:2018.12.09 22:54

広島から巨人に移籍「丸佳浩」35億円は高い買い物に終わるか

 

「野球人としてまた環境を変えて、イチからチャレンジしてみたいなという気持ちが最終的に強くなりました」

 

 広島の丸佳浩外野手が巨人に移籍することを表明した。

 

 

 原監督には「ジャイアンツに新しい血を入れてほしい。カープでやってきたいいものを、ジャイアンツに持ち込んでやってもらいたい」と口説かれた。

 

 V奪還に向けて、今オフ西武ライオンズからキャッチャーの炭谷銀仁朗、オリックスから中島宏之らベテランを補強。

 

 炭谷は年俸1億5000万円の3年契約。中島は1年契約で1億5000万円。そして丸は推定5年で35億円だ。

 

 カネを使いまくるという、まさに巨人にしかできないチーム増強法で、これまで他球団の多くのスター選手を獲得して優勝してきた。

 

 だが、FA選手に関して言えば、巨人は無駄遣いもいいところ。丸の年齢に近い過去のFAで獲得した選手を見てみよう。

 

 1997年、西武から清原和博がFAで入団し、5年総額18億円で巨人入り。11年間在籍した西武では30本塁打を5回も記録しているのに、巨人では9年間在籍して最初のシーズンのみ。

 

 丸の先輩である元カープの江藤智は、2000年FAで巨人入り。当時長嶋監督がつけていた33番を江頭に譲り、自ら現役時代につけていた永久欠番3をつけたことでも話題になった。

 

 そんな江頭は、移籍3年目までは連続100安打以上を記録し、2000年、2001年にはベストナインに。2000年には日本一に輝いたが、4年目から成績が下がり、6年目には西武に移籍してしまった。

 

 ちなみに、メジャーでは名門ニューヨーク・ヤンキースのFA選手の無駄遣いが有名だ。金額も桁違い。

 

 2014年には、FAでジャコビー・エルズベリーを7年で1億5300万ドル(約170億円)で契約。だが、ヤンキースでは故障続きで、2018年はケガで全休と踏んだり蹴ったり。

 

 日本人選手では、2006年、FAで井川慶を5年2000万ドル(約24億円)で獲得するも、2年でわずか2勝、3年目からはマイナーで投げただけ。いずれも高い買い物に終わった。

 

「幸いにもプラス思考な性格なので」と、巨人でも変わらない活躍を誓った丸だが、日米のFA選手の成績を見ると、マイナスばかり見えてしまう。はたして丸は、契約に見合った活躍ができるか。

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