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法政大学野球部「暴力指導」の原点に現役時代の暴力気風

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.31 11:00 最終更新日:2019.01.31 11:00

法政大学野球部「暴力指導」の原点に現役時代の暴力気風

 

 1月29日に明らかになった法政大学野球部青木久典監督(45)の「暴力指導」疑惑。同日の「日刊ゲンダイ」によると、青木監督から部員に対する「ノックバットで叩かれた」「腹パン(腹部へのパンチ)された」などの日常的な暴力があったという。

 

 法政大学は東京六大学リーグで最多45回の優勝を誇る名門。2015年1月から就任した青木監督は、1995年卒業の同校OBで、同期には現・侍ジャパン監督の稲葉篤紀氏(46)がいる。

 

 

 現在、法大野球部助監督を務めている元近鉄の真木将樹氏(42)は青木監督の3学年後輩だが、真木氏も昨年10月に部員に対する暴力行為で4カ月の謹慎処分を受けたばかりだ。

 

 相次ぐ法大野球部の「暴力指導」疑惑に対して、長年、六大学野球を観戦してきたファンからはこんな声を聞いた。

 

「青木監督たちが現役当時の法政大学は上下関係が非常に厳しくて、血気盛んだったから……。試合に負けた後などは、神宮球場の外に後輩を並ばせて、先輩たちが叱責するところを何度も見ました」

 

 さらに、こんな過去もある。

 

 1993年の日刊スポーツが、「東京六大学野球で場外乱闘が発覚 法大応援団が早慶部員に暴行 旗手の頭刈る」というニュースを報じている。記事によると、事件が起こったのは1993年の六大学野球春季リーグ戦でのこと。法政大学の応援団員が早稲田大学、慶應大学の応援団員に殴る、蹴る、無理やり髪を刈るなどの暴力事件を起こした。

 

 1つめの事件は、1993年4月21日の応援セレモニーの最中に勃発。

 

 法大応援団員が校歌を歌っていた際、早大学応援団が校旗を持ったまま貧血を起こし倒れてしまった。それに対して、法大応援団員が「だらしがない」と激怒し、校旗を持っていた早大応援団員を殴打。その2日後にも、法政大学のキャンパスに早大応援団員3人を呼びつけ、殴る蹴るの暴行の末、無理やり頭を丸めたという。

 

 2つめの事件は、4月25日に神宮球場でおこなわれた法大対慶大戦の最中に起こった。

 

 エール交換の際、法大応援団員が「慶大の旗が小さい。失礼だ」と因縁をつけ、慶大応援団員を殴りつけた。これらを受けて、当時の法大応援団では4年生のグラウンド立ち入り禁止などの処分をおこない事件を収拾させた。

 

 ちなみに、応援団員の暴行事件を報じた前日の1993年5月23日にも日刊スポーツで、「王手をかけた法大-明大、あわや乱闘、ドロー」とのニュースが。

 

 六大学野球での小競り合いの様子を法大選手の「乱闘騒ぎ? 初めからそのくらいの気持ちでいましたから」というコメントともに報じている。
 長年の体質から暴力行為が生まれてしまったのだろうか。

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