日本球界のエースが次々と海を渡る昨今。一流選手の流出を危惧する声も聞かれるが、心配ご無用。日本には若きエースがいる。大谷翔平だ。
2015年は、大谷にとって素晴らしい年となった。15勝5敗とキャリアハイの成績を残したばかりか、最多勝、防御率、勝率と投手部門で三冠王に輝いた。
だが、CSスポーツチャンネルGAORAスポーツで藤浪晋太郎と対談すると、いきなり「反省」の言葉を語りだした。
「優勝できなかったのがいちばん(悔しい)。やっぱりここ一番の、シーズン後半のソフトバンク戦やCSなど、勝たなければいけない試合でよくなかったことが、トータルの数字より大事だったかなというのがありますね」
まだ21歳の若さながら、現状に満足せず、常に高みを求める。では、理想のピッチングとは?
「9回を27球で終わってもつまらない気がするし、かといって全部三振って言われたら、そんな感じもしない。状況に合った、自分が思い描くようなピッチングができることですかね」
新シーズンに向け、「今年はこの記録を達成する」という“公約”は?
「20勝して、本塁打は20本打ちたいですね。目指すところはより高く、達成したらさらに上をという感じですかね。特にバッティング面で頑張りたい。昨年は悔しい思いもしたので。
ピッチングでは、球種を増やすことは考えていません。決め球として考えているのも、中心は真っ直ぐ。フォークが安定してきていますし、追い込んだらフォークというのはあります。
ただ、待たれて厳しくなることが今年はあると思うので、もう一度真っ直ぐを見直したい。今ある球種を2ランクぐらい精度を上げたいと思っています」
最後に、理想の花嫁像は?
「う〜ん(しばし沈黙して)、難しいですね。まあ、僕はずっと笑っていてくれる人がいいです。暗いよりは(笑)。ただ、おちゃらけて、ギャアギャアとかはイヤですけど。普通に ニコッとしてくれているような人です」
体重100キロ超えを果たし、さらにパワーアップした姿が見られそうだ。
(週刊FLASH 2016年2月2日号)