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水道橋博士が語る「長州力」プロレス史の節目に必ずいる男
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.30 06:00 最終更新日:2019.06.30 06:00
伝説のプロレスラー・長州力がついに現役から身を引いた−−。引退興行がおこなわれた6月26日は、プロレス界にとって歴史的な1日だった。長年のファンであるお笑い芸人・水道橋博士が、「長州愛」を語った。
「生き方の背景まで、プロレスから見えてきたのは、長州が初めてだ。『アングル(リング外を含む抗争)』では収まりきれない憎悪がファンに見えたことで、プロレスの魅力を拡大させたよね」
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前田日明が長州の顔面を蹴り、猪木に『プロレス道にもとる』と解雇され、前田は第二次UWFを起ち上げ、ブームを作った。このとき、歴史が動いた。
「それから、遺恨試合として語り継がれている『小川直也対橋本真也戦』の背後にも長州がいて、『それがお前のやり方か!』という言葉を残した」
プロレスの歴史の節目には確実に長州がいた。リング上だけでなく舞台裏まで影響を与え、その差配が時代を創ってきた。
「長州は僕に『俺は(プロレスという)虚構の中に、ドキュメンタリーとして存在したから際立ったんだ』と言った。これまでプロレス界のど真ん中を走ってきて、走りきったと思うので、引退後もどこかでど真ん中を歩いてほしい」
すいどうばしはかせ
1962年8月18日生まれ 岡山県出身 長州がインタビュアーとして博士を指名した書籍『長州力 最後の告白』(宝島社)が発売中
(週刊FLASH 2019年7月9日号)