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箱根駅伝、東洋大学のスローガンは「その1秒を削り出せ」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.28 20:00 最終更新日:2019.12.28 20:45
107cmKカップ乳を武器に、ライター兼底辺グラドルとして活動する吉沢さりぃが、大好きな「箱根駅伝」の見どころを明かす。第1回は東洋大学。
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黒に近い濃い紺色『鉄紺(てつこん)』カラーでお馴染みの東洋大学は、ここ数年優勝には一歩及んでいないが、11年間、箱根3位以内というまさに強豪校。
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OBには東京オリンピック出場内定の服部勇馬選手や、東京マラソン2018で日本人トップだった設楽悠太選手など、卒業後に活躍している選手が多い。
実際、今年9月におこなわれたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)では、東洋大の卒業生が最多の5名だったことも記憶に新しい。
東洋のスローガンは「その1秒を削り出せ」だが、そのスローガンになったのは2011年の箱根駅伝がきっかけだった。
2009年、2代め山の神でお馴染みの柏原竜二選手が、山登りで4分58秒差を引っ繰り返す快走をして、悲願の初優勝。翌年も優勝して、3連覇が有力視されていた2011年、往路は優勝するも、21秒差で総合優勝を逃した。
「1人1人が1秒ずつ詰めていれば優勝できた」「柏原に頼らない走りを」という反省をもとに、「その1秒を削り出せ」というスローガンが誕生した。
2012年、当時の最高記録で総合優勝。柏原選手の卒業後も、チーム力は衰えることなく有力選手が育ち、数々の記録を打ち立てている。
今年の話に戻すと、注目すべき選手はなんといっても主将の相澤晃選手(4年)だろう。11月5日におこなわれた全日本大学駅伝の3区では、11位で襷を受け取るも10人抜きで1位に。また従来の区間記録を1分8秒も縮めた。
コメンテーターの瀬古利彦氏が「ほかの選手とはレベルが違う。ピッチ走法がまったく違う」とまで言い切った。ここまでコメンテーターが大絶賛する選手はなかなかいない。
3大駅伝すべてで区間賞だけではなく区間記録を出し、シンプルにとにかく速い。また身長178cmと長距離選手としては大柄だが、体重は60kg台。端正な顔立ちをしているイケメンで、あだ名は「姐さん」。「学生界に敵なし」といわれる相澤姐さんが、箱根でどんな新記録を出すのか……と考えると楽しみで仕方ない。
そしてもう一人の注目選手が、2018年・2019年と箱根1区で連続区間賞を獲った西山和弥選手(3年)だ。今季の出雲・全日本はあまり成績が振るわなかったが、箱根で結果を出す「箱根男」の名のとおり、どれだけ箱根で挽回できるかが見ものだ。
走っている最中の頬がいつも真っ赤で、駅伝好き女子からは「かわいい」と評判。チームメイトからは「アンパンマン西山」と呼ばれている。
ちなみに、東洋大学のユニホームや襷は鉄紺だったが、今年からジャージがゴールド色になった。ここにも、酒井俊幸監督の優勝へのこだわりが伺える。
吉沢さりぃ
1985年5月24日生まれ 山梨県出身 撮影会より駅伝が好きという自称 “駅女”。3大駅伝の日は仕事を入れず、現地で観戦。箱根駅伝初日は、大手町のスタート地点に早朝より駆けつける。推し大学の壮行会には必ず参加し、この時期のネイルは駅伝ネイルに。いちばん好きだった選手は東洋OB柏原竜二選手