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東京五輪 自転車女子「梶原悠未」勝負の必需品は「にゅうめん」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.19 16:00 最終更新日:2020.02.19 16:00

東京五輪 自転車女子「梶原悠未」勝負の必需品は「にゅうめん」

 

「東京五輪で金メダルを獲って、本を書きたいし、パレードにも出てみたい」
 自転車競技トラック種目「オムニアム」でメダルを狙う梶原悠未(22)は、そう言って笑う。

 

 1周250mのバンクが舞台となる、自転車競技トラック種目。なかでもオムニアムは、約3時間でレースをおこない、総合成績で争う過酷な競技として知られる。

 

 

 本場はヨーロッパ。だが梶原は、今季W杯で連続優勝を遂げるなど、世界ランキングで2位につける。筑波大学に通いつつ、母親と二人三脚で練習に取り組み、成長してきた。

 

「指導者に頼っても、結果の責任は取ってくれない。今季のW杯での2勝は自信になったし、五輪でメダルを獲れるかも(笑)。大学で統計学を学び、卒論はレース戦術について研究したので、五輪で勝ってそれを証明できれば」

 

●梶原悠未の “金言”
《結果がすべてじゃない。五輪に出られなかったとしても、その過程がアスリートとしてだけじゃなく、人としても成長させてくれる》
「五輪を本気で目指すかどうか決めかねていたときに、母からもらったこの言葉が、いまも過酷な練習中に背中を押してくれます」(梶原、以下同)

 

●一問一答
――勝負メシは?
「海外遠征に行くときは、菊乃井のにゅうめんを必ず持って行きます。出汁が美味しく、添加物をいっさい使用していないので体にもいい。
 オムニアムは複合競技なので、途中で何か食べないとエネルギー不足になってしまうのですが、お湯を入れて3分でできるし、競技の合間に食べても胃がもたれないんです」

 

 

――影響を受けた本は?
「『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)。その思考は、自分がふだんから考えていることに近かった。アスリートにとって、自分の意見をはっきり言うことは、大切だと思います」

 

――競技中で痛かった怪我は?
「高校2年のとき、ロード競技中に前の自転車が転倒し、巻き込まれて前歯が2本折れました(笑)」


かじはらゆうみ
1997年4月10日生まれ 埼玉県出身 155cm 56kg 1歳から水泳を始め、筑波大附属坂戸高入学後に自転車競技に転向。2016年から、全日本選手権を4連覇。2017年に、トラックW杯オムニアムで日本の女子選手として初優勝し、今季2019-20シーズンは3戦2勝。2020年春、筑波大学大学院に進学予定

 

写真・福田ヨシツグ
取材&文・栗原正夫

 

(週刊FLASH 2020年3月3日号)

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