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名捕手・古田敦也、ひそかに外野に憧れ「あいつら幸せそう」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.04.03 06:00 最終更新日:2020.04.03 06:00
3月31日放送の『川柳居酒屋なつみ』(テレビ朝日系)で、古田敦也が秘話を語った。
古田は高校で「見切りをつけた」と、自身の野球生活に一度は区切りをつけたという。だが、大学に進学して「やってみたら?」と周囲にすすめられ、再び野球に魅了されたという。
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最初からキャッチャーだった古田。別のポジションをやりたくなかったか聞かれると、「(守備の際に)外野のやつらはお客さんと話したりして遊んでいた。『あいつら幸せそう』って」と、ひそかに外野に憧れたことを笑って明かしていた。
「今だからできる話」で川柳を作ることになり、古田は「ドラフトで 箱の中身を ちゃんと見た」と詠んだ。
ヤクルト時代、ドラフト会議で5球団が競合するくじ引きがあり、箱の中をのぞいたが、特に目印になるようなものは見当たらなかった。そこで頭脳をフル回転させて推理をおこない、重ねられた5枚の封筒から「一番上と一番下には当たりは置かない」と想像。ど真ん中の3枚目も除外して、「4枚目に当たりがある」という結論を導き出した。
その予測は見事に的中して交渉権を獲得。古田は「テレビでも言ったことがない。あんまり自慢することじゃないんですけど、今だから言えるかな」と振り返っていた。
そうした先読みのセンスなどは、亡くなった野村克也氏から学んだという。野村氏から「考えれば野球は勝てる」を教えられ、自身も監督業に活かしたことを話していた。野村氏と同じく「選手兼監督」を経験した古田。まさに「ID野球の申し子」だ。