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女子アナ日下千帆の「美女は友達」女流雀士を目指すコンサルタント
バラエティFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.09 16:00 最終更新日:2020.08.18 13:22
麻雀は年配男性の遊びと思っている方も多いと思いますが、麻雀女子という言葉でネット検索すると、アイドルのような女流雀士の画像が続々と出てきます。女流雀士は、雀荘からのお給料だけでなく、賞金やアイドル活動から得られる副収入も見込めるため、年収1000万円越えも夢ではないそうです。
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今回ご紹介する仲里美南(なかざとみな)さんも、経営コンサルタントでありながら女流雀士を目指し、9月のプロ試験にむけて、目下修行中です。
子供の頃、アイドルグループのSPEEDに憧れ、歌手を目指していた仲里さんは、慶応義塾大学総合政策学部在学中に、秋葉原を拠点としたアイドルユニットのオーディションに合格し、卒業後は芸能界に進もうか、一般企業に入社しようか迷っていました。
複数の企業から内定が出ていましたが、最終的に選んだのは、創業100年以上続く大手日系企業でした。理由は、ライブ活動をしていたため、転勤のない会社に行きたかったからだそうです。
しかし、大学ではITの最先端を学んでいたため、肉体労働を中心としたアナログの職場に適応できず、1年で退社。その後、面接の練習のために受けたコンサルティング会社に合格し、2社目の就職が決まりました。
「私の経歴から、当初は不採用グループに振り分けられていたらしいです。しかし、面接の結果、根性がありそうだと見込まれ、一か八か、結果報告の電話に出たら合格、留守電なら不合格と決めて電話をかけてきたそうです。たまたま電車のなかで着信に気づき、電話に出たため、ご縁があると判断され、採用となりました」
就活のヒントをいただきました。採用担当者からの着信は、何が何でも出た方がよさそうですね。
「コンサルのお仕事をしていると、世の中のお金の流れや、仕事というものが一体何なのかが見えてきます。この会社では、国からの発注によるお仕事も多くありました。さまざまな調査案件や、新聞に載るような買収案件にも携わるなど、大きな規模のプロジェクトを担当しました。総合商社の社長が目を通す資料を自分が作っていることに、大きなやり甲斐を感じていました」
しかし、土日もなく深夜まで働く生活で体を壊し、4年半で退社してしまいます。
「当時、複数のコンサルティング会社からメンバーを集めた大規模ITプロジェクトに参加していました。最年少だった私には絶好の成長のチャンスだったのですが、数字の重みや、経営層に報告するプレッシャー、進捗の遅れに対する責任感から、休日も休まることはなく、デスクの引き出しは常備薬でいっぱいになっていました。
悔しくてトイレで泣いたり、出勤時の電車に乗れなくなることも何度かありました。いま振り返ると、かけがえのない経験をさせていただいたと思います」
退社後は、フリーランスとしてエステや音楽関係の会社のコンサルを引き受けながら、一方で、セルフプロデュースアーティスト「美羽希。(みゆき)」としての活動も続けています。そして、昨年から新たな選択肢として女流雀士を志し、知人の紹介で雀荘でのアルバイトを始めたのです。
「麻雀は脳を活性化させ認知症予防にもなると言われており、高齢化社会におけるニーズもあると考えています。もともと頭を使うことが好きなので、手牌や捨て牌の情報をもとに推測しながらゲームを進める麻雀の面白さに夢中になりました。将棋や囲碁は実力のみですが、麻雀の魅力は、運の力も必要とするところです。私は自分の運にかけてみたいと思いました。目標はMリーグに出ることです」
仲里さんを応援したい方は、新宿西口の禁煙麻雀店マーチャオへどうぞ(マスク必須)。初めて麻雀体験される方は、麻雀アプリで予習してから行かれるとよいそうです。雀荘で女子会なんて時代になるのでしょうか? おじ様たちは大喜びですね。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も