「彼は、ベッドで私にマッサージをさせているとき以外は、ずっとソファに寝っ転がって、テレビを見ていました」
「彼」とは、2019年シーズンにパ・リーグ首位打者とMVPを獲得し、弱冠24歳で年俸2億円を稼ぐ、西武ライオンズの正捕手・森友哉。冒頭の言葉は、そんな森の自宅に呼ばれた一般女性・Aさん(25)のものだ。じつはAさん、森とは、このときが初対面だったという。
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「会う前に電話で話したとき、『コロナで開幕が遅れて、俺めっちゃ暇なんだよね』って言ってました」(Aさん、以下同)
西武は、コロナの感染拡大にともない、3月26日から全選手に外出及び外食禁止、そして翌27日から3日間の自宅待機を通達していた。脱法行為のように、森がAさんを自宅に呼んだのは、その27日の夜だった。
この日はまた、森が大阪桐蔭高校時代にバッテリーを組み、甲子園で春夏連覇を達成した先輩で、阪神の藤浪晋太郎投手(26)のコロナ感染が発表された日でもあった。
Aさんと森の出会いのきっかけは、2019年夏に飲み会で知り合った女性からの紹介だったという。
「3月24日に、初めてLINEが送られてきました。それから3日連続で『家に来て』と口説かれて、『有名な選手だし、一度会ってみようかな』って」
Aさんが森の自宅を訪れたのは、20時ごろだった。
「最初は会話も弾まず、黙ってテレビを見ていたんですが、急に『洗濯物を取り込んで畳んで』って言われて……」
さらに要求はエスカレート。
「今度は、『脚をマッサージしてや』って言われ、ベッドに移動しました。女性モノのオイルがたくさんあって、『それを使ってくれ』と。電気を消して音楽を流し、ハーフパンツをまくりあげるんです」
その後、1時間近くマッサージをしてあげたというAさん。
「だんだんキワキワのラインというか、完全にふれていたんですけど、『そこさわって』『もうちょっと奥』と、しつこく言ってくるんです。さらに、私の腰に両脚を絡めて体を密着させてきたので、『やめて』と何度も抵抗しました」
Aさんが拒み続けると、森はまたソファに戻ってテレビを見はじめた。そのあいだAさんは、キッチンの洗い物をさせられたという。時刻は24時――。
「気まずい雰囲気になったし、『(西武の)後輩が来る』と言うので、私も帰ることにしました。帰り際『また今度』と、タクシー代として1万円を渡されましたが、私は家政婦さんじゃないし、もう二度と会うつもりはありません」
球団広報に事実を確認した。
「知人からの紹介で自宅に来た女性が、マッサージをしたことは事実です」と認めつつも、「マッサージ中に抱き寄せるなどの行為や、セクハラと受け取られるような会話は、なかったという認識です」という。
プロ野球の開幕の再延期が決定した4月3日、「再びファンの皆さまをお待たせしてしまうのは心苦しいですが、僕たち選手は、開幕するその日まで、しっかり調整していくだけです」とコメントしていた森。「しっかり調整」がこれでは、プロとしての自覚が問われる――。
(週刊FLASH 2020年4月28日号)