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安倍首相も待ちぼうけ「プーチン大統領」は世界一有名な遅刻魔
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2016.12.17 12:00 最終更新日:2016.12.17 12:00
12月15日に山口県で開催された日ロ首脳会談は、プーチン大統領の2時間半の遅刻という波乱の幕開けで始まった。振り返ってみると、12月2日に開かれた岸田文雄外相との会談も2時間近く遅れている。これは、相手を待たせることで交渉を有利に運ぶ思惑があるというが、本当の理由は定かではない。
プーチン大統領の遅刻伝説は豪快だ。
・2000年、韓国・金大中大統領 30分遅刻
・2000年、ローマ法王ヨハネパウロ2世 15分遅刻
・2003年、イギリスのエリザベス女王、14分遅刻
・2008年、韓国・李明博大統領 40分遅刻
・2009年、フィンランド・ハロネン大統領 2時間遅刻
・2009年、ウクライナ・チモシェンコ首相 3時間遅刻
・2012年、野田首相 1時間半遅刻
・2012年、アメリカ・オバマ大統領 40分遅刻
・2012年、ドイツ・メルケル首相 40分遅刻
・2013年、ローマ法王フランシスコ 50分遅刻
・2013年、アメリカのケリー国務長官 3時間遅刻
・2013年、韓国・朴槿恵大統領 40分遅刻
・2014年、ドイツ・メルケル首相 4時間遅刻し、キャンセルをくらう
あまりの非礼ぶりは呆れる限り。ロシア側は「先方の情報をきちんとチェックするため時間がかかる」などと説明するが、一説には、プーチン大統領が遅く寝て遅く起きるため、朝に弱いからだともされる。
だが、真のプーチン氏は、友人を非常に大事にするそうだ。著書でも「友人は我々の人生そのものだ」「彼らに裏切られたことも私が裏切ったこともない。それが最も大事なことだ」などと語っており、本当の友人に対して無礼なことは決してしない。
実際、訴追されたイタリアのベルルスコーニ氏や、失脚したサンクトペテルブルク市長など、旧友に関しては、見捨てることなく昔と同じように付き合ったと報じられている。
これは、KGB時代、さまざまな裏切りを目の当たりにしてきたからだ。安倍首相も、プーチン大統領と本当の「お友達」になれれば、領土問題も進捗するのかもしれない。