ライフ・マネー
お値段17万円!昭和の小中学生がハマった「フラッシャー自転車」

フラッシャー自転車
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
写写丸(以下、写) おお、懐かしい! 昭和の小中学生たちは、こんな派手な自転車に乗っていましたね。
大崎 “デコチャリ” とも呼ばれるフラッシャー自転車です。当時の価格で6万円はする高級品で、最近の自転車には見られない、レトロフューチャーなデザインや、ギミックが魅力です。
【関連記事:お値段7000円!人気クイズ番組初「クイズダービーゲーム」】
写 スーパーカーブームの影響か、配色も派手ですね。
大崎 これは、オートバイや自転車を製造していた丸紅山口自転車というメーカーのもので、特に個性的です。フロントライトは電動で開閉するリトラクタブルライト。後部のフラッシャーはド派手に光るのですが、単一乾電池を10本搭載するので重いですよ。
写 実用性は度外視ですが、子供心をくすぐりますね。
大崎 ギアは5段速ですが、タイヤサイズは22インチと小さめ。当時は26インチが主流だったので、小学校低学年の子供でも乗れました。学年が上がっていくと、皆が荷台のバッテリーを外してデコチャリを卒業していくーー。それも、懐かしい昭和の風景でした。さて、今シーズンはこれで一度お休みです。またお会いしましょう!
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央