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TIMレッド吉田、築40年のシェアハウスを経営「利回りは年12%」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.05.10 06:00 最終更新日:2020.05.10 06:00

TIMレッド吉田、築40年のシェアハウスを経営「利回りは年12%」

 

 会社に人生を預けっぱなしでは、いよいよヤバくなってきた昨今。不安定な芸能界を生き抜く芸人たちも、絵本作家、YouTuber、小説家など、“副業” を始めている。なかには、成果を収めている人も。今回は、「TIM」のレッド吉田(54)に、“副業術” を聞いた!

 

“一発ギャグの魔術師“ レッドの副業は、不動産投資だ。

 

 

「きっかけは、子供の幼稚園のパパ友に、“サラリーマン大家さん” が多かったこと。話を聞いているうちに、自分でもやりたくなってきたんです」

 

 中古物件を探していると、世田谷区で最寄り駅から徒歩5分の土地を見つけた。2011年、そこにアパートを新築することにした。

 

「土地代、建築費、諸経費で合計1億5000万円。銀行から、ほぼ全額を金利4.5%、30年ローンで借りました。返済は月60万円、家賃は月80万円。いい投資になると思ってたんですけどね」

 

 だが、計算違いがあった。税金だ。固定資産税に加え、単純計算で、年240万円の利益が本業の収入にプラスされ、所得税がかかった。

 

 また、ローンの元金返済が経費に計上できないことも、誤算だった。当初は利息にあてられる割合が多いが、支払ううちに、徐々に元金にまわされる金額が増えていく。返済額は変わらないのに、所得税がよけいにかかっていくのだ。

 

「帳簿上は黒字なのに、実質赤字になる『デッドクロス』という現象です」

 

 2014年に新たな物件に投資した。借地で再建築不可、築40年のボロ物件だった。

 

「今度は手持ち資金で購入し、リフォームにお金をかけました。女性限定のシェアハウスにして、いまも年間利回り12%の優良物件になっています」

 

 1棟めは、2015年に約1億6000万円で売却した。「デッドクロス」を免れそうもなかったからだ。

 

「後悔はしていません。高値で売れたし、いい勉強をさせてもらいましたからね」

 

 その後も物件を探しているが、ローンの審査が通らなくなってしまっているという。

 

「借り換えをしたり、返済途中で物件を売却して完済してしまったのが、災いしているのかもしれません。いい物件があっても審査が通らず、何度も悔しい思いをしています。どこか貸してくれないかな。失敗しない自信はあります」

 

【TIM・レッド吉田の教訓】
「税金に注意! ボロ物件にも勝機はある」

 


れっどよしだ
1965年生まれ 京都府出身 東山高校時代は野球部で甲子園に出場。佛教大学卒業後、サラリーマンを経て、芸能界に入る。1994年、ゴルゴ松本とTIM結成。子供は5人。趣味はMLB観戦

 

(週刊FLASH 2020年5月5日号)

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