古舘寛治の「自粛明けに行きたい店」東京・高円寺の太陽軒

「特別な店」で、オトナの男に聞く、仕事と人生。本誌連載「名優たちの『寄港めし』」に登場した役者たちから、愛してやまない “いきつけ店” への応援メッセージが寄せられた！

　今回は、古舘寛治が通う、東京・高円寺の「太陽軒」だ。

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「太陽軒のみなさま、お元気でしょうか？　大変なことになりましたね。お店は閉めて、お弁当を販売されていると聞きました。飲食店も、本当に大変だと思います。何とか頑張ってほしいです。

　僕も、すべて中止か延期になりました。今回のコロナ禍で知ったユヴァル・ノア・ハラリ氏の本と、カミュの『ペスト』を買いました。

　今はこもりながら、妻と交代で毎食自炊、外食ゼロです。子供の頃は、それが当然だったので、『母親は凄かったんだな〜』と、いまさら感謝です。これからどうなるかわかりませんが、生き抜きましょう〜！」

古舘が愛する一品たち

　下積み時代を支えた店。

「頼んでもいないのに、ビールや紹興酒のグラスが出てくるようになって……（笑）」（古舘）

　店の女将さんは当時の古舘をこう励ました。「大変だろうけど、絶対にあきらめないでね」。いま、店はテイクアウトのみ。同じ言葉を、今度は古舘が贈る。

ふるたちかんじ
1968年生まれ　大阪府出身　出演映画『子供はわかってあげない』（沖田修一監督）の公開を控える

【SHOP DATA／太陽軒】
・住所／東京都杉並区高円寺北2-37-9

※営業時間などは緊急事態宣言下のものです

（週刊FLASH　2020年5月26日号）