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カレーは年360食「尾上右近」の華麗なるひと皿/東京の3名店
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.26 11:00 最終更新日:2020.08.26 11:00
歌舞伎の世界で屈指のカレー好きとして知られる尾上右近が、猛暑を吹き飛ばす「逸品」を紹介!
「カレーって、ジャンル的にもいろいろと細分化されがちですが、僕はオールジャンルで好きです。自分にとって美味しければ、母が作ってくれる家カレー、日本的なカレー、インドカレー、スープカレー、スパイスカレーと、こだわりなく、すべてが好きなんですよ」
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そう力強くカレー愛を語るのは、歌舞伎界の若きプリンス、二代目尾上右近(28)。歌舞伎界で生きる右近は、東京・銀座の歌舞伎座周辺にあるカレー店に幼少のころから通いつめていたという。
「父親に連れられて『ナイル』など、さまざまなお店のカレーを楽しみ、自然とカレー好きになりました」
オールジャンルのカレーを愛する右近は、実際にどのくらいの頻度でカレーを食しているのだろうか。
「年間300皿はお店で食べていますね。家で食べるレトルトやお取り寄せカレー、母の作る家カレーも合わせると、軽く360皿は食べてます(笑)」
そんな右近が、「最も好きなカレー店のひとつ」として今回紹介してくれたのが、東京・銀座「ニューキャッスル」だ。「辛来飯(カライライス)」というカレーのみ(※サイズは複数あり)を提供する同店は、昭和21年創業の老舗だ。
「歌舞伎座からも近くて、猿之助のお兄さんや、ほかの歌舞伎役者の方も頻繁に訪れる店なんです。ここのカレーは一種類だけで違いはサイズだけ。お肉とペースト状の野菜を丁寧に煮込んだ旨味がとにかく豊かで、目玉焼きとの相性も最高。家カレーのように食べられるのですが、後から辛みがくるのも特徴です」
伝統を重んじる店の姿勢も、右近は愛しているという。
「先代店長が店を閉めたあと、常連客のひとりがオーナーとなり、店の味を守った。そんな伝統も含めて、この店のカレーを愛しています。
『二代目尾上右近』は、歌舞伎役者として歌舞伎界の歴史の中で先代から受け継いだ名前です。また、僕は浄瑠璃の宗家家元の息子として、浄瑠璃の唄を唄う『清元栄寿太夫』という名前もいただいています。伝統芸能・文化をしっかりと受け継ぐということの重みを日々感じて活動しているので、共感しますね」
最近、「店に行ける喜び」をあらためて感じ、よりカレー愛を深めているという。
「自粛中はデリバリーや家カレー中心でしたから、今はカレー店に行けるということ自体が喜びです。都内では『ニューキャッスル』だけでなく、少し贅沢な気分でカレーを味わえる銀座『ナイル』、70倍の辛さを茹でたジャガイモで中和しながら食す、神田『エチオピア』もおすすめです」
「カレー道」はもちろん、「歌舞伎もますます精進したい」と右近。
「『カレー好き』という部分で、歌舞伎がお休みの時期にお仕事をいただけて、皆さんの前に出させていただけるのは、本当に嬉しく、幸せなこと。カレーへの見識も深めていき、歌舞伎役者としての自分の栄養にもしていきたいですね」
おのえうこん
1992年5月28日生まれ 東京都出身 7歳から歌舞伎の舞台に立ち、2004年、「二代目尾上右近」を襲名。2018年、浄瑠璃方においても「七代目清元栄寿太夫」を襲名。「歌舞伎界のプリンス」として、古典作品のみならず、映画や現代劇、バラエティ番組にも多数出演。2020年8月17日には、渋谷セルリアンタワーの能楽堂で『「延寿會」親子会』を開催した
【SHOP(1)ニューキャッスル】
・住所/東京都中央区銀座2-11-1B1F
・営業時間/11:30~16:00
・休み/月曜、第2・4日曜、祝日
【SHOP(2)カリーライス専門店 エチオピア 本店】
・住所/東京都千代田区神田小川町3-10-6
・営業時間/
《月曜~土曜》
1F・11:00~22:30(LO22:00)
2F・11:00~21:30(LO21:00)
《日曜、祝日》
1F・11:00~21:00(LO20:30)
2F・11:00~20:30(LO20:00)
・休み/年中無休
【SHOP(3)ナイルレストラン】
・住所/東京都中央区銀座4-10-7
・営業時間/平日11:30~21:30、日曜、祝日11:30~20:30
・休み火曜
写真・伊東武志
(週刊FLASH 2020年9月1日号)