「えりごのみ」は、どうやって飲むのが美味しいのか?
「個人的には、冷酒が好きです。冷やして飲むと、キリッとして美味しいじゃないですか。もちろん、常温や燗でおいしいお酒もありますけど、この『えりごのみ』は、どちらかというと、冷やか、常温ですね。香りがふわっと立つような吟醸グラス……できれば透明のもので、お酒の色も楽しんでほしいです。
日本酒を敬遠する人は、まだまだ多いので、そういう人にぜひ飲んでもらいたいです。あんまりガツンとくるお酒だと敬遠されちゃうから、(アルコール)14度という度数にもこだわりましたし、ラベルも女性に可愛いと思ってもらえるようにデザインしていただきました。サイズも小さく作ってますから(500ml)、冷蔵庫にも入れやすいですよ(笑)」
まるで我が子のように、「えりごのみ」を楽しそうに語る彼女。家族も酒豪で、コラボした福光屋とは縁があるという。
「家族もみんな強いというか、酒豪です(笑)。顔が赤くなる人も、乱れる人もいないんで、これは家系ですね。
福光屋さんの『吉祥 加賀鳶 純米大吟醸』というお酒を両親が好きなんですよ。いつも乾杯用に買っていて、これも何かのご縁ですよね。ものすごく喜んでくれました。今日、実家にも『えりごのみ』が届くので、楽しみにしてくれています」
ふだんは、ひとりで飲むことが多いという彼女。おすすめのお店は?
「日本酒の先輩に教えてもらったお店ですけど、西荻窪の『しんぽ』さんには、よく行きますね。刺身盛りがすごくて、とにかく日本酒を飲みたくなるお店なんです。ここの銀鱈の西京漬けは、世界一美味しいと思ってます。
友達とも飲みに行きますよ。(ハリセンボンの)近藤春菜さんとか。彼女は、あんまり飲めないんですけど(笑)。私の日本酒の趣味に付き合ってくれます」
2021年には、大河ドラマへの出演も控えている。
「大河ドラマ(『青天を衝け』)には、すごく意気込んでます。脚本家が朝ドラ(主演した『風のハルカ』)と同じ大森美香さんなので!
私が演じる渋沢栄一(吉沢亮)の姉・渋沢なかは、書籍を調べてもあまり登場してなくて、美香さんが書いてくれる脚本しか手がかりがないんです。でも、脚本を読んだ瞬間にパッとイメージができて、実際に演じていると本当に楽しくて、充実しています」
今後も、日本酒に関する仕事は続けていきたいという。
「今回、唎酒師をただの “肩書” にしないように、もっと勉強しないといけないと思いました。あまりにも日本酒にハマっているので、ゆくゆくは自分で酒器を作ったり、酒米を育てたりするんじゃないかと、まわりに言われてますけど(笑)。
ライフワークのひとつというか、趣味で自分だけが楽しむより、お仕事にして、好きな人が集まって生き生きやれるのは楽しいですね」
33歳という女盛りに、好きな仕事と好きな酒。ますます魅力的に活躍するであろう彼女と、ぜひ一度は酒席を共にしたい!
企画協力・モラモラプレス