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NGT48 西村菜那子、“駅伝マニア”の大胆予言「箱根は明治が優勝します!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.01 06:00 最終更新日:2021.01.01 06:00
「今回の箱根駅伝は、各大学の1年生にいい選手が多いんです。10月の予選会で日本人1位だった順天堂大の三浦龍司選手をはじめ、東洋大の松山和希選手や、11月の全日本大学駅伝(以下全日本)の4区で区間新記録を更新した、東海大の石原翔太郎選手とか。
中央大の吉居大和選手や、青山学院大の佐藤一世選手もいい選手と評判です。私は長野県出身なので、個人的には長野の名門・佐久長聖高時代から応援している、駒澤大の鈴木芽吹選手に注目しています。
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ただ、1年生にとって箱根は初めてですし、距離も全区間で約20kmと長いぶん、(練習会のタイムだけでは)わからない部分もある。だからこそ順位変動もあって、おもしろいレースになる気がします」
2021年1月2日・3日に開催される「第97回箱根駅伝」の見どころについて、専門家顔負けの知識でそう話すのは、“駅伝に詳しすぎるアイドル” として知られる、NGT48の西村菜那子(23)。10年以上の箱根駅伝観戦歴の持ち主だ。
巷では、学生長距離界期待の星と評判の田澤廉(2年)を擁して全日本を制した駒澤や、連覇を狙う青山学院、2019年王者である東海らを、“本命” とみる向きが多い。各校の戦力分析にも余念がない彼女は、どう見ているのか。
「やっぱり、青学は強いかな。全日本(8区間、計106.8km)は4位でしたが、選手層が厚いのは間違いないし、箱根(10区間、計217.1km)は距離も長いですから。
駒澤もすごくいいみたいですけど、距離が長くなると、どうかな。東海は、黄金世代といわれていた4年生が抜けましたからね」
ただ、「青学が本命じゃ、普通すぎてつまらないですよね」と笑い、こう続ける。
「じつは、私は全日本の前から明治大に注目していて、全日本でも3位になった。本当は、明治には全日本では目立たないようにしてもらって、『箱根では明治がくる』って言いたかったんですけど(笑)。
明治の長所は、前回(2020年)5区で山を上った鈴木聖人選手と、6区で下った前田舜平選手の2人が、ともに残っていること。山は、上りも下りも “専門職” ですからね。前回の経験者が多いのは、明治の強み。本命が明治で、対抗が青学と駒澤でどうでしょうか」
そのほか、個人的に注目している大学や選手を聞くと……。
「前回4位の帝京大は、気になる存在です。毎年、“上位グループのその次” という評価です。ただ先日、テレビの密着番組を観たら、中野孝行監督がみずから選手を取材していて、監督と選手の仲のよさを感じたんです。この絶妙な距離感は、いいチームの証しだと思います。
そして今回は『1年生が注目』と最初に言いましたが、4年生にとっては学生最後の大会。4年生にスポットライトが当たれば、と思っています」
そんな4年生のなかで注目しているのは、青山学院の “実質5年生” 竹石尚人だ。竹石は過去2度、山上りの5区を走っている。2年時こそ区間5位と健闘したものの、3年時は区間13位と振るわず、チームが5連覇を逃す一因となった。4年めの前回は、大会直前の怪我でメンバー漏れ。その雪辱を果たすため、留年して再挑戦を決めた。
「竹石選手は、私と同い年なんですが、どうしても箱根でリベンジをしたかったんだと思います。彼が2年生のとき、途中で足がツりながらも、一度立ち止まって冷静にストレッチして、また走りだしたんです。『度胸があるな』って感じましたし、今回どんな走りを見せてくれるか楽しみです」
最後に、“西村流の箱根の楽しみ方” を聞いた。
「箱根って、最高のドキュメンタリーなんですよ。2日間にわたるレースなんて、そうないですし、距離が長いからこそ順位変動もある。往路で優勝しても、復路ではどうなるかわからない。
初めて見る方も、何年も見続けることで、選手の成長していく姿を感じられます。さらに、『あの選手は自分と出身地が同じだ』とか、『あの選手とあの選手は、高校時代からのライバルだったのか』とか、どんどん視野が広がって楽しくなる。
今回の1年生は、2024年の100回大会で、ちょうど4年生になる世代。記念大会を楽しむためにも、今回から見ておくと、より楽しめると思います」
次のページでは、西村が今回注目する選手たちをご紹介!