加藤夏希「JJと歩んだ青春」モデル仲間を研究をしすぎて「ポーズがかぶった（笑）」

「赤文字系」女性ファッション誌の代表格である『JJ』が、12月23日発売の2021年2月号を最後に不定期刊行となり、WEBで継続されていくことが発表された。1975年4月の創刊より女子大生のバイブルとして愛されてきた同誌を支えた歴代のレジェンドモデルたちが、『JJ』への思いを明かす――。

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　今回は、「JJモデル」時代から女優やタレントとしても活躍した、加藤夏希だ。彼女は12歳で芸能界デビューし、19歳から9年にわたり『JJ』で活躍した。

「分刻みのスケジュールで忙しかったのですが、雑誌の仕事は新しいトレンドを知れて、新鮮で刺激的。毎回が楽しみでしたね。それにお昼も豪華！ テレビはほぼお弁当ですが、雑誌は外食も多い。こんなお昼ごはんがあるんだって驚かされました（笑）。

　現場には、きれいなモデルさんがいて、かわいい服に囲まれ、スタッフは疲れていても、きちんと化粧をして高いヒールを履きこなして、おしゃれ。現場はいつも、キラキラ輝いて見えました」

　モデルの仕事を始めたときは、戸惑うことも多かった。

「テレビ関連の仕事やグラビアでは、“加藤夏希” として撮影するので、基本的に顔がメイン。でも雑誌では、ファッションがメインだから、カメラ目線でなくてもいいんです。

　顔は写らず、脚だけしか写らないことも。撮影の概念が、いい意味で変わりました。よくご一緒するモデルさんのポーズを研究したあまり、そのモデルさんとの撮影でポーズがかぶるという珍事件もありましたね（笑）。

『JJ』は、私を女性として輝かせてくれ、世界を広げてくれた場所。これからもWEBで、女性に驚きと輝きを与えてくれると期待しています！」

かとうなつき
35歳　1985年7月26日生まれ　女優、タレントなど多方面で活躍。現在第3子を妊娠中。9月にはYouTubeチャンネル『なついろ』を開設

取材＆文・植木麻利子

（週刊FLASH　2021年1月5日・12日合併号）