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2020年は30人超え…「2021年に独立しそうな芸能人」筆頭候補7人

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.24 06:00 最終更新日:2021.01.24 06:04

2020年は30人超え…「2021年に独立しそうな芸能人」筆頭候補7人

2020年に独立した米倉涼子。『ドクターX』は続くのか……

 

 2020年は、芸能事務所からスターたちの独立が相次いだ。ジャニーズ事務所からは元SMAPの中居正広、オスカープロモーションからは米倉涼子、スターダストプロモーションからは柴咲コウ。そして12月31日には、前田敦子、山田優、オリエンタルラジオが、それぞれ所属事務所とのマネジメント契約を終了した。

 

 芸能ジャーナリスト・城下尊之氏は “独立ブーム” について、こう分析する。

 

「新人の頃は、事務所に言われるままに仕事をするしかないですが、次第に『自分は、このまままでいいのか』と考え、新しい方向性を探るようになる。芸能人はキャリアを重ねることで、本当にやりたいことが見えてくるものです。

 

 そうなったとき、考え方が事務所と同じであれば残留、事務所と話し合っても妥協点を見出せなければ、移籍や独立する道を選ぶことになります。

 

 

 独立する人の共通点をあげると、『自分でやれる自信がある』『自分で仕事も取ってきている』『好きな仕事だけをしたい』という特徴があります。他方で、大手事務所を独立した場合、『活動の場が少なくなるかも……』という不安がつきまとうのも事実です」

 

 しかし最近は、そうした状況も変わりつつある。

 

「たとえば、NHK朝ドラ『あまちゃん』の主演女優・のんさんは、所属事務所とのトラブルから独立騒動に発展し、2016年に契約が終了しました。騒動の前後から、テレビ番組への出演は途絶え、芸能界の表舞台から姿を消しました。

 

 流れが大きく変わったのは、2018年2月に公正取引委員会が、『芸能人にも独占禁止法は適用される』という見解を認めてからです。契約を終えた芸能人の移籍や独立を、事務所側が一定期間制限したり、活動を妨害したりすれば、独占禁止法が禁じる『優越的地位の乱用』にあたるとしたのです。

 

 その結果、テレビ局側の対応も変わり始め、中居正広さんのように、独立後もレギュラー出演が継続されるケースが増えてきている。こうした現実が、タレントが独立して個人事務所で活動していく傾向に、拍車をかけているのでしょう」

 

 では2021年以降、この “独立ブーム” はどうなっていくのか。

 

「タレントの独立・個人事務所の設立という流れは、さらに増えていくでしょう。ただし、個人事務所で成功するか否かは、独立後のまわりのスタッフの力量が大きく関係してきます。

 

 2020年に独立した芸能人たちの活躍状況を見ると、成功の鍵は、『タレント本人が自分の置かれた状況を冷静に把握しながら、スタッフが “イエスマン” ばかりにならない環境を作ること』にありそうです」

 

 さらに今回、「2021年に事務所から独立しそうな芸能人」を、城下氏にあげてもらった。以下で筆頭候補7人を、イニシャルでご紹介しよう。

 

●男性タレントA(俳優、歌手)
 グループの一員としてデビュー後、歌手・俳優として活躍し続けるA。数年前には共演して交際していた女優と結婚した。

 

「奥様の影響を受けて、『マイペースで仕事をする』というスタイルに進んでいくのではないかなと思います。独立後は、個人事務所を作るか、木梨憲武・安田成美夫妻のように、夫婦で同じ事務所と契約する可能性も考えられます」(城下氏、以下同)

 

●男性タレントB(俳優、歌手、バラエティ)
 10代でデビュー後、歌手・俳優・バラエティタレントとしてマルチに活躍し続けるB。最近は、その場を舞台にも広げている。

 

「周囲で独立して成功した人を見たり、別のフィールドで活動している人と一緒に仕事をした結果、『自分も事務所を離れたほうが活躍の場も広がり、将来いいのかも』と考える可能性がありそうです」

 

●女性タレントC(女優)
 長きにわたってテレビドラマや映画、CMなど幅広く活躍中。タレントCM起用社数ランキングでも、上位に名前を連ねている。

 

「同じ所属事務所のタレントの退社を見て、“私も” となる可能性が考えられます。事務所の体制しだいで退社の動きが出るかもしれません」

 

●女性タレントD(女優)
 ファッション誌のモデルとしてデビューしたあと、女優に転身したタレントDは、数多くのテレビドラマや映画で活躍している。

 

「Dさんは、事務所のバックアップもあってドラマに主演。その後、結婚と妊娠を発表し、育児を優先しながら、仕事と家庭の両立に奮闘しています。
 しかし、育児が落ち着いて、本格的に仕事を再開したいとなったとき、事務所を取り巻く状況や周りの環境が変わり、思うように仕事が入らないと……独立または違う事務所に移籍しようと考える可能性はあるでしょう」

 

●女性タレントE(女優、バラエティタレント)
 芸能界でも有数の高学歴を誇るEは、スカウトされてモデルデビュー。その後、女優としてもデビューを果たし、数々のドラマ出演のほか、バラエティ・教養・ドキュメンタリー番組など、幅広く活躍した。

 

「結婚後は家庭優先の生活を送っていて、最近は目にするのはCMくらい。このまま事務所に在籍しているメリットを感じることがなくなっていけば、辞めるということも」

 

●女性タレントF(女優)
 人気アイドルグループの元メンバーで、卒業後は女優に専念。現在も、数多くのドラマに出演している。

 

「Fさんは、かなり早い段階で個人事務所を設立しました。ただし設立理由は、“独立” ではなく『節税』。今のところ、事務所との関係は良好のようです。
 アイドルグループを辞めてからは、助演女優からスタートし、売り出し戦略的には上手くいっています。今後もバイプレーヤーとしての存在感を増していくことでしょう。
 ただ、『主役を演じたい』という考えに変わったら、テレビタレント色の強い今の事務所との関係も変わり、独立または移籍という話になっていくと思われます」

 

●女性タレントG(女優、バラエティタレント)
 テレビ番組のレギュラーメンバーとしてタレントデビュー。過去に男性関係のスキャンダルもあった。

 

「最近はタレント・女優業に加え、新しい分野でも活躍を続けているGさん。結婚し、出産して産休をとっていましたが復帰、徐々に仕事を増やしています。
 仕事に関しては、事務所と方針を相談することもなく、現場マネージャーと決めていると聞きます。『事務所に籍を置いているだけなら、自分で活動を拡げることができる……』と思い立ち、独立することもあるでしょう」

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