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黒谷友香 「CMの女王」を救った、つかこうへいとの出会い

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.21 11:00 最終更新日:2021.02.21 11:00

黒谷友香 「CMの女王」を救った、つかこうへいとの出会い

 

 多趣味で知られる黒谷友香が最も熱中するのは、乗馬。取材場所に彼女が指定したのも、千葉県長柄町のエバーグリーンホースガーデン。そこで愛馬2頭を飼う。

 

 仕事のない日は通い詰め、ガーデン内でDIYやガーデニングにも勤しむ。同じ敷地内にあるレストラン「ジーステーション」が行きつけの店だ。

 

 

「都内にもマンションがあるけど、千葉にも家を持ちました。19歳のときに乗馬を初体験し、東京との行き来をもう25年も繰り返しています。

 

 もともと動物と人と自然が一体になれるような空間を目指して立ち上げた乗馬場なんです。オーナーたちと一緒に作り上げてきた感じですね」

 

 スリムな体型を維持しながらも、食べるべきときには遠慮しない。ジーステーションは地元産の食材にこだわり、日ごとにメニューも大きく変わる。

 

 だから、黒谷は内藤誠紀シェフに旬を訊いては、その日の気分でチョイス。たまに自分が育てたハーブも、サラダなどに使われるという。

 

 店のイチ押しは「上総和牛のビステッカ」。ヘルシーな赤身にうま味がたっぷり詰まっている。

 

 黒谷は撮影の照明に輝くナイフとフォークを器用に扱い、肉片を口にしてはしばし目を瞑り、やがてパッと花が開いたように笑った。

 

 その様子をそばで見ていた店の女性スタッフが、俄に感激の表情を浮かべた。

 

「いつもほぼノーメイクでお越しになり、それでも見とれてしまうのに、ライトに当たると、これが真の姿なんだって思え……」

 

 それを聞いた黒谷ははにかんで、「真の姿はふだんの……いえ、どっちも本当の私(笑)」と呟いた。

 

黒谷友香「乗馬は演技に向かう集中力も養える」

 

 ジーステーションのすぐ裏手に馬場があり、奥に厩舎が続いている。黒谷は「一目惚れした」という愛馬、ラルフにも会わせてくれた。

 

 好きなブランド「ラルフローレン」にあやかって命名。もう30歳、人間でいえば百寿に近い白馬だ。「昨日は馬体を丸洗いしたんですよ。だからふわふわ」と愛おしげにラルフを撫でる。

 

「こうして馬と過ごしているだけで満たされますね。乗馬は乗るだけで体力が要るし、体幹も使うし、健康に本当にいいと思う。演技に向かう集中力も養えますし。

 

 この間、インストラクターがレッスン生相手に口にした言葉が耳に残ったんです。『馬を信用していない。馬を信じろ』って。お芝居だと、それが『人』っていえるのかな」

 

「人馬一体」の感覚は、人と人とが寄り添う演劇でも生まれるらしい。馬場を少し巡るだけで、泥はねが上着に飛ぶ。藁に塗れての馬の世話は楽ではないと実感する。

 

「乗馬を作品で披露したこと? 映画『魔界転生』(2003年)では女剣士の役で、馬に乗って敵と戦ってます。

 

 観た映画では、ジュリア・ロバーツの『プリティ・ブライド』が印象深いですね。ウエディングドレス姿で馬に乗るのがいいなって。あ、自分が着たいって意味じゃなくて(笑)」

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