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麒麟・川島明MC『ラヴィット!』視聴率低迷の原因は、“吉本偏重”のレギュラー陣!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.02 11:00 最終更新日:2021.04.02 11:00
改編をしても、TBSの午前帯の視聴率が振るわない。『グッとラック!』に代わって、3月29日から始まった『ラヴィット!』の世帯視聴率は初回2.7%、2回め2.1%(ともにビデオリサーチ調べ・関東地区。以下同)だった。テレビ局関係者が話す。
「『ラヴィット!』は、近年の『いっぷく!』『グッとラック!』などと違い、生活情報を中心に取り上げます。ライバルは、NHK『あさイチ』になるでしょう。
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その『あさイチ』には、新キャスターとして鈴木奈穂子アナが加入しました。初回である3月30日に、9.6%を記録していますから、『ラヴィット!』とは気が遠くなるような差があります」
基本的にニュースを扱わない路線の『ラヴィット!』は、かつてのTBS午前帯の人気番組『はなまるマーケット』を彷彿とさせる。
「『はなまる~』は、おもな視聴者層である主婦向けのキャスティングをしていました。司会の薬丸裕英は1996年の番組開始当時30歳で、20代の主婦のなかには『シブがき隊』のファンもたくさんいたでしょう。
女優の岡江久美子は、1991年からTBSの昼ドラ『天までとどけ』という人気シリーズに出演しており、30代以上の主婦に馴染みがありました。ともに、ターゲット層を明確にしたうえでの抜擢でしたね。
レギュラー陣も、薬丸と同じ1982年にデビューした早見優や野々村俊恵、1983年デビューの森尾由美、女優の原日出子、高見恭子が起用されていました。森尾は1992年に結婚していますが、ほかの4人は1994年以降に結婚したばかりでした。
その後も、香坂みゆきや三田寛子、水野真紀などの主婦を起用。どんな視聴者に見てほしいか、明確でした」(前出・テレビ局関係者)
一方、『ラヴィット!』は、麒麟の川島明(42)、田村真子アナウンサー(25)がMCを務め、3~4組のレギュラー陣が脇を固めるが、視聴者よりも事務所を意識したかのようなキャスティングになっている。
「この番組に限ったことではありませんが、レギュラー陣が大手事務所に偏り過ぎています。とくに、川島がMCだからなのか、レギュラーのうち約5割は吉本興業のタレントで、EXITやニューヨークなど9組もいます。ほかにも、ホリプロや渡辺プロダクション系列などの大手事務所から、満遍なく選んでいる印象です。
大手事務所のタレントの起用自体が悪いわけではありませんし、売れっ子を起用したい気持ちはわかりますが、朝の生活情報番組のテイストに合うとは思えないタレントばかりが並んでいるのが不思議です」(同前)
『ラヴィット!』が『はなまるマーケット』のような番組を目指すなら、ターゲットを明確にした “視聴者ファースト” のキャスティングが必要なのかもしれない。