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氣志團 綾小路翔、原点は「“パンクヒーロー”とんねるず」今も心は“終わらない放課後”/デビュー20周年インタビュー後編
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.28 06:00 最終更新日:2021.04.28 06:00
「コスプレイヤーなのかな?」って思うんです――。
デビュー20周年を迎えた氣志團の綾小路 “セロニアス” 翔は、ときに自分自身をそう考えるという。カリスマヤンキー、「DJ OZMA」、女装……そのときどきで顔を使い分けてきた彼が、前編に続き「戦略」を明かす。仏恥義理(ブッチギリ)で行くぞ!
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綾小路を語るうえで、氣志團、DJ OZMAに続いて外せないのは、石橋貴明(59)・木梨憲武(59)の「とんねるず」とともに扮した「矢島美容室」だ。
――とんねるずは、憧れの存在だったそうですが。
「氣志團も含めて原点は、とんねるずにあるんですよ。僕がいちばん『(とんねるずの)みなさんのおかげです』(フジテレビ系)を観ていたころのコントドラマのなかに、とんねるずが演じた『矢島工務店』というロックバンドがありました。
その矢島工務店は型破りで、田舎の不良高校生たちが音楽に目覚めて、今までのバンドのルールとかを無視したパフォーマンスを見せて。それがどんどん世の中に認められ夢に向かって突き進む……という “成り上がり” のストーリーだったんです。
それを当時の僕は『めちゃくちゃカッコいい』と思ったんです。もう、お笑い芸人というより “パンクヒーロー” を見ているみたいでした」
――憧れの2人とは、どのようにして出会ったんですか?
「2007年にOZMAとして、『みなさんのおかげでした』の『食わず嫌い王』に出たときです。音楽を始めたきっかけとして、矢島工務店の話をしたら、貴さんも憲さんも『よく覚えているな』と驚いてくださって。
その流れから、『じゃあ、“矢島” やる〜?』という感じで話が進み、最終的に『矢島美容室』が生まれました」
――最終的には、松田聖子さんともコラボしていましたね。
「冷静に考えたら、あり得ないことをやっていましたよね。やっぱり、とんねるずの “身のまわりから生み出すパワー” ってすごいなと思います。
『野猿』も、そもそも番組のスタッフを集めただけというあり得ないダンスグループなのに、それをスターダムに押し上げた。そういう “内輪ノリ” を突き詰める発想は、氣志團でもOZMAでも、影響を受け続けてきたと思います」