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氣志團 綾小路翔、原点は「“パンクヒーロー”とんねるず」今も心は“終わらない放課後”/デビュー20周年インタビュー後編

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.04.28 06:00FLASH編集部

氣志團 綾小路翔、原点は「“パンクヒーロー”とんねるず」今も心は“終わらない放課後”/デビュー20周年インタビュー後編

写真右から西園寺瞳、早乙女光、綾小路、白鳥松竹梅、星グランマニエ

 

――内輪ノリに近いかもしれませんが、氣志團は “ヤンキー文化” だけでなく、“地元愛” も大切にしてきました。

 

「『地元には、絶対に恩返しをしなきゃいけない』と思ってるんですよ。やっぱり、あの地域ならではの特殊な環境が、我々を形成してくれたので。『木更津の人間は、みんな氣志團みたいな人だと思われて嫌だ』という声も聞きますが……地元のみんな、ごめんよ(笑)。

 

 ただ、ずっとあの場所で『氣志團万博』をやっているのは、自分がガキだったころは、あの界隈に来てくれるアーティストは、ほとんどいなかったから。開催することで地元のコたちに『 “モノホン” のミュージシャンたちの、とてつもない生演奏を体感させてあげたい』というのがあります」

 

――これまで氣志團、OZMA、矢島美容室と、さまざまな顔を駆使してきました。次に目指したい姿はありますか?

 

「自分の人生とは、『小僧のころに描いた夢をいくつかなえられるか?』というゲームだと思っているんです。『アイドルとつき合う』とか『ロサンゼルスに別荘を買う』とか『ティファニーで朝食を食べる』とか。そういった照れくさい野望が、まだ7万個くらいありますので(笑)。

 

 でも、よくよく考えたら、今までも『紅白』に出たり、東京ドームでコンサートやるとか『 “中坊の発想” みたいな夢をかなえたりもしてるんだな』って思うと、ちょっとウケるよね。

 

 自分はずっと “終わらない放課後” にいるんです。言うなれば、永遠の中二病ですよね。これからも、このままみんなでワチャワチャやっていければと」

 

きしだん
綾小路翔ら千葉県木更津市出身メンバーを中心に、ヤンキーとパンクの融合「ヤンク・ロック」を掲げ、結成されたロックバンド。2004年、2005年と2年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場。「氣志團万博」は2003年に初開催し、これまで計11回開催されている

 

あやのこうじ“せろにあす”しょう
4月26日生まれ千葉県出身 「氣志團」のメインボーカル。DJ OZMA、矢島美容室のナオミ・カメリア・ヤジマの顔も持つほかに、氣志團の弟分「微熱DANJI」のプロデュースも手がける。2019年に「みうらじゅん賞」受賞

 

●デビュー20周年記念の第1弾として、筒美京平トリビュートアルバム『Oneway Generation』が4月28日に発売

 

●全国30公演を巡る、「センチメンタルライブハウスツアー2021『緊急密会宣言』」も開催中
「今回のツアーは2001年〜2009年編と、2010年〜2021年編の二部構成になっていて、バンドの移り変わりが見られるのが、いちばんの見どころです。コロナで不自由な環境でのライブだけど、絶対に楽しませますよ」(綾小路)

 

●「氣志團万博2021」開催決定! 2021年9月中旬、千葉県・袖ケ浦海浜公園にて。詳細は後日発表

 

(週刊FLASH 2021年5月11日・18日合併号)

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