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四千頭身、ハナコ、3時のヒロイン…3人組が活躍するのに4人組が少ない理由をダチョウ倶楽部に聞いた

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.03 16:00 最終更新日:2021.05.03 16:00

四千頭身、ハナコ、3時のヒロイン…3人組が活躍するのに4人組が少ない理由をダチョウ倶楽部に聞いた

 

 お笑い界にトリオブームが起きています。菅田将暉さん主演の今期注目のドラマ『コントが始まる』(日本テレビ)の劇中に登場するお笑い芸人もトリオ。第7世代でいうと四千頭身、ハナコ、3時のヒロイン。

 

 さらに続きそうなのが、ワタナベエンターテインメント所属のいちばん面白い芸人を決める大会「お笑いABEMA CUP2021 ワタナベNo.1決定戦」で四千頭身を抑えて優勝した結成1年目のゼンモンキー、太田プロダクションの事務所ライブで月間チャンピオンになっている青色1号など、まだまだブレークしそうな新人トリオが多数存在。

 

 

 少し上の世代だとネルソンズ、ジェラードン。さらに上だとジャングルポケット、パンサーなど、名前をあげ出すときりがありません。

 

 もちろん、トリオはいつの時代もある一定数のグループが活躍しています。
 第5世代は東京03、ロバート、第4世代はネプチューン、第3世代はダチョウ俱楽部、第2世代はコント赤信号。またその上の世代でもレッツゴー三匹や、伊東四朗さんが所属していたてんぷくトリオなど各世代でトリオは活躍しています。

 

 しかし、トリオがこれだけ活躍しているなか、人数が1人しか変わらないカルテット(4人組)はなぜ極端に少ないのか。なんなら4人組の芸人が少ないため、カルテットという言葉自体が死語になりかけているようにも思えます。

 

 現在活躍しているカルテットをあげるとすれば、ぼる塾ぐらいではないでしょうか。そのぼる塾もメンバーの1人、酒寄希望さんが育休中のため、ほぼ3人での活動になっています。

 

 あと思いつくのはダチョウ俱楽部。ダチョウさんは、みなさんご存知のとおり3人組ですが、実は結成当初は肥後克広さん、寺門ジモンさん、上島竜兵さんに加え、電撃ネットワークのリーダーを務める南部虎弾さんからなるカルテットだったのです。しかしわずか2年で南部さんが脱退し、現在の3人組になりました。

 

 4人組では活躍できない理由がなにかあるのでしょうか。3人になった原因をダチョウ俱楽部の現メンバーにお聞きしました。

 

 ジモンさんによると、「4人組で2年ほど活動したころ、南部さんが突然『俺はツッコミがやりたい』と言いだしたんです。当時から南部さんは、頭の真ん中を剃り上げたカッパのような髪型でド派手なサングラスをかけていました。でも南部さんは『俺は久米宏になる』と言いだしたんですよ(笑)」

 

 続けて肥後さんも「南部さんがコントで頭の上にうんこを乗せて登場するというネタがあったんですよ。そのうんこは、かりんとうを使用していました。でも南部さんは『本物のうんこを乗せたい』と言いだしたんです(笑)。本物を使えばお客さんが引くと説明したら、『本物を使った方が絶対にお客さん……驚くぜ』と言ったんです。そりゃ驚くのは驚きますよ(笑)。つまり南部さんは笑わせたいんじゃなくて驚かせたい人なのです」

 

 そういった考え方の違いにより、南部さんはダチョウ俱楽部を脱退することになったそうです。

 

 ちなみに、脱退した南部さんが所属する電撃ネットワークも、4人組でスタートしたものの現在は6人で活動されています。

 

 5人組でスタートした超新塾は、途中メンバーが脱退し4人組に。しかしわずか7カ月の活動でメンバーを2名増員し、6人グループに。結成当初からの超新塾メンバーであるタイガー福田さんに、4人組が少ない理由を聞きました。

 

「自分がやってて言うのもおかしいんですが、まず大人数自体がやりにくいんですよ(笑)。4人だと、1人2人サボってくる人が出るんです。そういうところが腹立ったりしますね。あとは、4人で並んだときのバランスの悪さを感じました。3人や5人だとセンターが決まるので、見た目のバランスがよさそうな気がします」

 

 ダチョウ倶楽部にしても超新塾にしても、大人数になると人間関係が難しくなり、考え方の違いも自ずと増え、継続が困難になるのです。そういった理由で、大人数のグループはメンバーの出入りによる増減を繰り返していると言えます。

 

 つまり、4人組が少ないのではなく、グループを長く継続するには3人までが適しているということのようです。

 

取材・文/インタビューマン山下
 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト

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