連日、バラエティ番組に引っ張りだこ。5thシングル『君しか勝たん』もリリースしたばかり。いま、もっとも勢いがあるアイドルグループが「日向坂46」だ。前身グループである「けやき坂46」に、2016年5月に加入し、グループを支えてきた一期生の影山優佳・東村芽依・高瀬愛奈に、これまでの歩み、新曲への思いを聞いた。
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東村「5年って聞くと、そんなにいっしょなんだって、不思議な感じです。ほとんど毎日いっしょにいて、いろいろやってきたっていうのはすごいなって思いました」
――それぞれお互いの印象は変わりました?
高瀬「かげ(影山)は、私の中で若いイメージだったんですけど、気づけば20歳。大人になったんだなと思います。東村は、昔はこういうインタビューで話を振られると泣いたりしているイメージだったんですけど(笑)、だんだんしゃべれるようになって。成長を感じています」
影山「まなふぃ(高瀬)は、もともと何事にもどっしり構えている、芯がしっかりしている人だなと思っていたんですけど、復帰してから(※影山は学業のため一時活動を休止していた)より、そう感じます」
東村「まなふぃは番組でもツッコミをするようになっていて、それをもっとやってほしいなって思います。ふだんみんなで話しているときも、ボソッと言うひと言がおもしろいので。優佳は戻ってきてすぐにサッカーのお仕事とか、映画出演が決まったりしていてすごいなと思います」
――新曲『君しか勝たん』はMVが400万回再生を超えるなど話題になっています。
東村「全部ワンカット風に撮っているので、あるシーンで出ていて次の次のシーンに出るっていうメンバーは、映らないところを走って移動したり。『ワンカット風、ならではだな』って思いました」
影山「メンバーが円形に寝転んでいるシーンは真上から撮ったので、ダンスもいままでと気にしなきゃいけないところが違うんです。立ったりしゃがんだりお尻で回転したり。お互いに声を掛け合いながら練習して。ハードだったんですけど、心が繋がりました」
高瀬「練習は普通のスタジオでやっていたんですけど、撮影現場の限られたスペースでやるとなると、急遽振りが変わったりっていうこともあって大変でした。お互いを引っ張り合って回転するとか、撮られているときはどうなるか想像がつかなかったんですけど、映像を見るときれいで。頑張った甲斐がありました」
――MVラストでの全員が輪になるシーンからは、グループの仲のよさが感じられます。
影山「誰かのテンションが上がると、つられてみんなテンションが高まるとか、誰かが大きな声を出したらみんなで大きな声を上げるみたいなことは昔からありました。
人数が増えて、新しく入ってきてくれたメンバーも楽しいことが好きなコが多いし。『そういう空気感が自然とできている日向坂46って素敵だな』って、毎日思っています」
東村「最近は配信ライブが多いんですけど、3月に久しぶりに『おひさま(日向坂46ファンの呼び名)』が来てくださるライブができて。やっぱり、おひさまがいると違うんですよね。パワーをもらえるし。『早く、おひさまとライブをやりたい』っていうのはあります」
影山「私たちの頑張っている姿を見て『元気をもらった』と言ってくださるのが嬉しいし、老若男女問わずいろんな人に日向坂46っていう存在を知ってもらえたらって思います」
高瀬「自然と皆さんに笑顔になっていただけるっていうことをいちばん感じてもらえるのがライブで。2020年のクリスマスにやっているはずだった東京ドーム公演を、おひさまの皆さんといっしょにっていうのが、最大の目標です」
かげやまゆうか
20歳 2001年5月8日生まれ 東京都出身 T154.5 2016年5月、「けやき坂46」に加入。専門誌やスポーツ番組にも出演するサッカー通
たかせまな
22歳 1998年9月20日生まれ 大阪府出身 T157 2016年5月、「けやき坂46」に加入。独自の目線でグループのツッコミ役を担う
ひがしむらめい
22歳 1998年8月23日生まれ 奈良県出身 T154 2016年5月、「けやき坂46」に加入。抜群の運動能力を生かしてバラエティにも出演
写真・木村哲夫
スタイリスト・有咲
ヘアメイク・新山知佳、高岡瞳(マクスタア)
(週刊FLASH 2021年6月8日号)