有吉弘行　結婚で「仕事セーブ」でも見えてきた“島田紳助超え”の野心

　4月にフリーアナウンサーの夏目三久（36）と結婚して以降も、世間の注目を集め続ける有吉弘行（47）。この秋で芸能界を引退することを表明した夏目との“妊活”や、仕事を好きな分野に絞る意思などが報じられたことから、有吉は徐々に芸能活動をセーブしていくという見方がある。

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　一方、芸能関係者からはこんな声も聞かれる。

「最近、『有吉ぃぃeeeee！』（テレビ東京系）でタカアンドトシに曲を出させ『紅白出場を目指す』と息巻いたり、TBS系の『オールスター後夜祭』でMCを務めたりと、かつての島田紳助（65）の活動と被っている印象を受けます」

　島田紳助といえば長年、TBS系の『オールスター感謝祭』で総合司会を務め、同じく司会を務めた『クイズ！ヘキサゴンII』（フジテレビ系・2011年に放送終了）の番組内ユニット「羞恥心」の『NHK紅白歌合戦』出演を実現。自らも、紅白の司会を目指していた。

『有吉ぃぃeeeee！』では、MCを務める有吉のために番組公式ソング『恋のスパイスカレーeeeee!〜ナンはおかわり自由です〜』を制作。タカアンドトシが池田美憂とともに歌っている。

「NHKも、紅白で目玉になるタレントを探しているので、（出場の）可能性はあるかもしれません」（同前）

　有吉自身が紅白の司会を狙っているかどうかは定かではないが、紳助を意識した発言をしばしばおこなっている。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN、2020年1月19日放送）では、有吉は冒頭から紳助のものまねを披露。歌手misonoのYouTubeチャンネルに紳助が出演したニュースに触れ、「芸能界復帰歓迎の声、多数だって。本当？　そうなの？　吉本の芸人にアンケート取ってみたいよね」と疑念を呈した。さらに、「全員『歓迎』と答えるのではないか」との聞き手役からの指摘には「俺は言わないと思うよ」と率直に切り返した。

　こうした有吉の言動から、「紳助を超えてみせる、という野心を感じる」と語る芸能関係者もいる。さらには「すでに紳助を超えている」との見方まである。

「芸人やタレントを真の意味でブレイクさせるというプロデュース能力では、すでに紳助さんの域に達していると思います。実際にいま、お笑い事務所や芸人がもっとも出演したい番組は、登場する芸人が次々と人気者になる『有吉の壁』（日本テレビ系）だと聞きます」（番組制作スタッフ）

「紳助さんが活躍していたころに比べると、テレビ自体に力がなくなっていますが、有吉さんはそんななかでも活躍しています。紆余曲折を経た夏目さんとの結婚で、好感度もさらに高まったという点では、紳助さんを超えたといえるのでは」（スポーツ紙記者）

　再ブレイクのきっかけを作ってくれた内村光良たちに恩義を感じ、自らも、後輩や若手に活躍の場を提供したいと考えているという有吉。やりたいことをとことん追求することで、有吉は紳助どころか芸能界で唯一無二の存在を目指しているのかもしれない。