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小山田圭吾、海外からも批判されて辞任…なぜウィキに「いじめ問題」は記載されてなかった?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.19 21:30 最終更新日:2021.07.20 16:50
東京オリンピック・パラリンピックの開会式で音楽を担当するコーネリアス・小山田圭吾が、学生時代に障害者に対するいじめをおこなっていた過去のインタビューが騒動となり、ついに7月19日、自身のツイッターで辞任を発表した。
7月14日に起用が発表された小山田が、『ロッキング・オン・ジャパン』(1994年1月号)と『クイック・ジャパン』(1995年8月号)で苛烈ないじめ話をしていたことがSNSで話題となり、7月16日に小山田はツイッターで「非難されることは当然であると真撃に受け止めております」と事実を認め、謝罪した。
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小山田の報道は海外でも取り上げ、東京五輪の中継の放映権を持つアメリカのNBCも18日に「Tokyo 2020 Olympics composer apologizes for bullying disabled classmates(東京2020オリンピックの作曲家が障害者のクラスメートをいじめたことを謝罪)」として報道。
NBCは《Back in the 1990s, when his star was still on the rise, Oyamada, now 52, recalled in interviews with local music magazines that he would, among other things, force a mentally disabled boy to eat his own feces and masturbate in front of other students.(現在52歳の小山田は、1990年代、スター性を発揮していた頃、知的障害のある少年に排泄物を食べさせたり、他の生徒の前で自慰行為をさせたりしていたことを、音楽雑誌のインタビューで語っている)」と詳細に報じている。
小山田に関するニュースは、イギリスのデイリー・テレグラフ、ガーディアン、フランスのフィガロのほか、メキシコ、台湾、韓国、オーストラリア、ベトナムなど各国で報じられている。
こうしたニュースを見た海外のSNSユーザーも感想を次々に投稿。
《なんとしてもこの男を追放し、担当から外し、解雇せよ。我々はこのことを看過できない》
《切腹が妥当だ》
《彼が障害児におこなった極端な虐待記事を読むのは悲痛きわまりない。彼はオリンピックとパラリンピックが意味するものと真逆のことをした》(いずれも編集部訳)
などと海外からも批判が相次いだことで、小山田はついに辞任の道を選んだことになる。
「海外まで波紋が広がった今回の騒動。発端は雑誌に掲載されたインタビュー記事ですが、2000年以降も、まとめブログなどネットでは何度か取り上げられています。
実はこれまで、Wikipediaの小山田さんの項目では、イジメ問題の記述を入れるかどうかで、“編集合戦” が繰り広げられてきました。
2006年6月10日には、《1996年知的障害の子に対するイジメに参加し、全裸にさせたり食糞させたり等のアイデアを出したと告白し、非難も挙がっている》と書かれるも、6月13日には、別のユーザーによって削除されています。さらに翌14日に再追加され、16日にまた消される展開となっていました。
また、2014年2月4日にも追加されたものの、2月11日に削除。2017年2月17日にも再追加され、18日に消されるなど、書き加えられては削除される “いたちごっこ” となっていました」(芸能ライター)
ついに辞任となった小山田。もしWikipediaにイジメ問題が記載されていたら、五輪への起用は最初からなかったかもしれない。
写真・dpa/時事通信フォト