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【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『日本の人』忌野清志郎さんと組んだユニットの思い出は宝物
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.31 06:00 最終更新日:2021.07.31 06:00
坂本さん、冬美さん、冬美ちゃん……そのときどきで、いろんな呼ばれ方をしますが、わたしを「FUYUMI SAKAMOTO」と呼んだのは、忌野清志郎さんが初めてです。
あれは……デビューした年のことでした。東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)のロビーで、評論家の先生方を前に『あばれ太鼓』を歌っていたのですが、まさにそのときちょうど、たまたま、偶然、清志郎さんが中2階で取材を受けていらして。
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「なんだ!? いったい何が始まったんだ?」と、眉をピクンと動かされたかどうかは知るよしもありませんが、わたしの歌を聴いてくださったそう……なんです。
そう……なんです、というのは、わたしも後になって聞かせていただいたお話なもので。すみません。で、これも後々聞いたことですが、それ以降、取材などで「今、気になる歌手はいますか?」という質問に対して、清志郎さんがたびたび「FUYUMI SAKAMOTO」と言ってくださっていたそう……なんです。
なぜ、わたし? なぜ、坂本冬美じゃなくて、FUYUMI SAKAMOTO? 答えを聞くのは、恥ずかしいような、怖いような気もしますが、清志郎さんのことを思い出すたびに、きちんと聞いておきたかったなぁと思うわたしです。