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安藤政信 大手から独立もオファー殺到…“面倒くさい俳優” がみせた25年目の変化
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.01 06:00 最終更新日:2021.08.01 06:00
「現在は『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ系)の撮影中ですが、共演者とも仲良くやっていますよ。休憩時間には趣味の写真について語ったりして、昔のような “尖った雰囲気” はすっかりなくなりましたね」(ドラマスタッフ)
北野武監督(74)の映画『キッズ・リターン』(1996年)で鮮烈なデビューをしてから25年、安藤政信(46)が再ブレークの兆しを見せているという。
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「甘いマスクに確かな演技力をあわせ持った安藤さんは、デビューしてすぐに頭角を現しました。『キッズ・リターン』でアカデミー賞新人賞など、各賞を総なめに。誰もがそのままスター街道を歩んでいくと信じていました。
しかし、2012年に大手芸能事務所を退所。以来、複数の事務所を渡り歩くことになったのです。そして、今年1月からフリーになりました。普通は独立すると、仕事が減ってしまいがちです。しかし安藤さんの場合は、ここへきてどんどんオファーが増えているのです」(テレビ局関係者)
いったい、なぜなのか。そこには、仕事に対する考え方の変化があった。
「以前の安藤さんは平気で作品を途中降板したり、思ったことをそのまま相手に伝えてトラブルになったり……。演技面での評価はあるものの、“面倒くさい俳優” として評判でした。
どれだけ懐事情が苦しくても自分の考えを曲げず、『気にいった仕事じゃないと、オファーは受けない』というスタンスをつらぬいていました。気づけば2000年代はいっさいドラマに出演しなくなり、一時は引退説まで囁かれるほどになっていました。
ところが2014年に結婚した妻との間に子供を授かると、『このままでいいのだろうか?』という気持ちが少しずつ芽生えてきたそうです。そして、ついにドラマ出演の解禁を決断。すると『なんで今まで意地を張っていたんだろう』と思うほど、考え方に変化がみられるようになったといいます」(前出・テレビ局関係者)
その結果、現場での評判もうなぎ上りになっているという。
「もともと天才的な演技力と抜群の存在感を持った俳優さんですからね。そこに “面倒くささ” がなくなったことで、一気に『仕事したい』という人が増えています。30代後半から40代前半の役者にとって、安藤さんはカリスマ的存在。後輩の山田孝之さん(37)も、その1人です。みんなが彼を慕っていて、実際に現時点でも映画やドラマのオファーがいくつも来ているといいます。今後、お茶の間や銀幕で見る機会もぐっと増えるのではないでしょうか」(別のテレビ局関係者)
40代半ばで円熟期に入った安藤。その活躍に注目が集まりそうだ。