エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

スカパラ、クリーピー、MISIA、Milet…五輪閉会式が「ソニーミュージック」に占拠のなぜ?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.11 20:24 最終更新日:2021.08.11 20:30

スカパラ、クリーピー、MISIA、Milet…五輪閉会式が「ソニーミュージック」に占拠のなぜ?

『愛の讃歌』を熱唱するMilet (写真・JMPA)

 

 さまざまなドラマを生みながらも、粛々と進行した東京五輪は、8月8日(日)午後8時、国立競技場にて閉会式がおこなわれた。

 

 各種目の名場面が振り返られ、選手たちの入場が終わり、管楽器が印象的な軽快なナンバーを演奏したのは、2020年にデビュー30周年を迎えたベテラン「東京スカパラダイスオーケストラ」だった。その音楽に合わせ、中央の舞台と、それを囲むようにダンサーや大道芸人たちのパフォーマンスがおこなわれた。

 

 

 スカパラは『上を向いて歩こう』など、往年の名曲のメドレーに続いて、リモート参加の都立高校吹奏楽部とコラボし、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華(ぐれんげ)』を演奏。海外のアスリートたちもポーズを取るなど、会場は大きな盛り上がりを見せた。

 

 そして、少し趣向を変え、今回初めて取り入れられた、サーフィン、スケボー、BMXなど、ストリート文化発の競技種目で多くの日本人アスリートがメダルを獲得したことを祝福するかのように、会場の中心でDJプレイを披露したのはヒップホップグループCreepy nuts(クリーピーナッツ)のDJ松永だった。

 

 続いて越路吹雪の名曲『愛の讃歌』のカバーを女性シンガーソングライターmilet(ミレー)が、骨太な歌声で歌い上げ、演奏パートの締めを見事に務めた。この一連の出演者に対して、一部SNSでこのような声が上がっているのである。

 

《ソニーミュージックの忘年会か?》

《オリンピックの開会式と閉会式は電通とSONYに私物化されてたね。》

《アーティスト達は好きだけど、大人の事情を感じてしまう。》

 

 今回の閉会式に出演したアーティストは、皆ソニー・ミュージックアーティスツに所属しており、開会式で国歌斉唱したMISIAもソニー系列のレコード会社に所属している。国民的な行事の出演者の所属事務所が一社に偏ることになったのは、たしかに異常事態といえる。いったい、なぜなのだろうか?

 

「アニメ版『鬼滅の刃』を企画・制作したのはソニーミュージックエンターテイメント(SME)グループのアニプレックスですし、光の演出を担当したカナダのデジタルアート集団『Moment Factory』も、日本の代理店はSMEです。ソニーグループなら、会場の演出などを一括しておこなえるという事情があったのかもしれませんね」(音楽業界関係者)

 

 一方、広告代理店関係者はこう語る。

 

「制作チームは、同じくSMAに所属している歌手であるLiSAさんに、『紅蓮華』を歌ってほしかったのだと思います。しかし、閉会式直前の8月4日、夫である声優の鈴木達央氏の不倫報道もあり、LiSAさんは心身疲労、体調不良で休業を発表したので、急遽取りやめになったのかもしれません。

 

 それに、SMAでくくるなら、氣志團の綾小路翔さんが出なかったことも不思議です。推測にはなるのですが、綾小路さんは、DJ OZMAとして2006年に『紅白歌合戦』に出演したときの“全裸スーツ騒動”以来、NHKからの“出禁”が解けていません。閉会式の出演者をブッキングするにあたって、制作チームが忖度した可能性はあります」

 

 LiSAや氣志團、さらにはSMA所属のハリウッドザコシショウや錦鯉の姿も拝んでみたかったが……。

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る