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乃木坂46・山下美月 “魔性の女子大生役”が話題…「視線を意識!秋元康先生にも演技を褒められました」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.29 20:00 最終更新日:2021.10.29 20:00
「怜子ちゃんは人との距離がわりと近めなんですよ。顔をグッと近づけるのは、いつもの私だったら勇気がいるのですが、怜子ちゃんを演じているときは自然とできます」と語るのは、ドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)で濱田岳演じる真面目な大学准教授を振り回す女子大生を演じる山下美月(22)。じっと目を見つめる姿にドキドキしている人も多いはず。
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「私は照れ屋なので、あまり初対面の方の目をじっと見つめることはできないです。でも演じている怜子ちゃんは照れずに目を合わせるんですよ。これって観ている方もドキッとするんじゃないですかね。今回は視線の動かし方を特に意識して演じています。台本を読んだときに、こういう視線でセリフを言ったらおもしろいんじゃないかとか、うるわしい感じになるんじゃないかといろいろ考えて。
人が最初に見るのは顔だと思っているのですが、そのなかでいちばん目立つのが目なのですごく大事。それを意識することで、人の心をつかむ演技ができればと思っています」
バラエティ番組で“あざとかわいい”姿を見せて多くの人を虜にしてきた彼女だが、今回演じる怜子には憧れを感じていると言う。
「今までは“あざとい”を求められて演じている感じがありましたが、怜子ちゃんは生きているなかで、内側から出てくる艶やかさみたいなものなので、“あざとい”とはまったく違うと思っています。彼女が自然としていることに魔性さがあるというか……。私は相手との距離感を気にするタイプですが、怜子ちゃんはすとんと相手の気持ちに入れる能力を持っている女の子。人見知りの私には絶対できないので、うらやましくも感じます。濱田さんが演じる雅也さんのことを“まーくん”と呼んでいますが、確か意識して数日で呼んだはず。私だったら3年くらいかかるんじゃないかな(笑)」
ドラマは不倫がテーマ。最初は不安を感じたという。
「不倫というテーマだけ聞いたらなんかドロドロしているイメージですが、この作品はコミカルな部分も多いので安心しました。もちろん、話が進むにつれて怜子の雅也さんへの思いも大きくなり傷ついたりもしますが、それでもあまり思い詰めた感じはなく、熱い思いを素直にぶつけるので演じていて爽快感すらあるんです。ここまで人に対して感情を出せるのはカッコいいなって。自分の気持ちに素直で前向きで、雅也さんが心動かされるのもわかる気がします」
まっすぐに愛情をぶつける女性がいれば男なら心動くのは当然。
「雅也さんが振り回されている姿はちょっとおもしろくてかわいいです。怜子ちゃんはロマンチックな性格なので雅也さんのここが好きというより、急に2人の世界に入っちゃいました、みたいな感じだと思います。落ちたに近いというか。なので、観ている方は雅也さんに感情移入していただいて、怜子ちゃんに惑わされてみてもいいかも。女子大生に猛アタックされるってなかなかないシチュエーションなので楽しいと思います」
ドラマ出演は今年2本め。女優の仕事も増えてきた。
「こういう大役をいただけたことは嬉しいし、これまで積み重ねてきたものをきちんとぶつけたいと思っています。今回、秋元(康)先生が原作の作品なので少しお話しさせていただいたのですが、すごくお芝居を褒めてくださって。いろんな方が私の演技を見て成長を感じてくださるのはすごく嬉しいですし、これからも期待に応えられたらと思います」
恋に一途な怜子は、仕事にまっすぐな山下と重なるところも。そんな彼女の元気の源を聞くと……。
「コンビニのアイス。SNSで新作が出てないかチェックし、撮影帰りに買っています」と笑顔。妖艶さとキュートさを併せ持つ彼女から目が離せない。
やましたみづき
22歳 1999年7月26日生まれ 東京都出身 2016年、乃木坂46の3期生オーディションに合格。グループの活動のほかに女性ファッション誌の専属モデルも務める。ドラマ『着飾る恋には理由があって』(2021年、TBS系)に出演するなど、女優としても活躍中
写真・福田ヨシツグ
『じゃない方の彼女』
(毎週月曜23:06~テレビ東京系)
※地上波放送終了後、動画配信サービス
「ひかりTV」「Paravi」で配信