平原綾香、『北斗の拳』のヒロインに大抜擢も「私がユリアをやったらお笑いに…」

　10月28日、ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～」の制作発表が都内でおこなわれ、歌手の平原綾香らが登場した。

　大人気漫画『北斗の拳』がはじめてミュージカル化される今回の公演で、平原はヒロインのユリア役に抜擢された。

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　ユリアについて平原は、「どの男たちより、実は一番心が強いんじゃないかな、と。底知れぬ孤独と戦う男たちのドラマなんですけど、ユリアはその人たちに光や癒しを届ける存在」と語る。

　出演オファーを受けたとき、「私がユリアをやったら “お笑い” になるんじゃないかな」と不安だったという。

「とにかく屈強な男たちが出てくるから、私も鍛えようと思ったんですけど、よく読むとユリアは戦わないんですね。ほんとにそんな段階からはじまった原作との向き合い期間を経て、いま稽古を頑張っております」

　お風呂に入りながら台本を読んだところ、思わず大号泣してしまったと明かす。

「いま命があることが、どれだけ尊いことか。この（コロナの）期間に私たち自身が命と向き合って、愛する人を守るために戦っていることが、ケンシロウたちの生きる世界とリンクしています」と、作中の世界観と現代を重ねて語った。

　歌姫として時代を築いた平原。ミュージカルでは正義の姫として世界を救う。