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早見優『アメリカンキッズ』から33年、原点は「祖母が観せてくれた『セサミ』」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.11 06:00 最終更新日:2021.11.11 06:00
11月にスタートしたNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』はラジオ英語講座と歩んだ3世代の女性達の物語だ。
長年にわたり、多くの日本人が学んできた英会話番組。なかでも忘れられないMCたちに貴重秘話を聞いた!
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「ほとんどの局で、放送時間は早朝でした。“カラーバー(休止中に流れる信号)の後にいきなり始まる番組” といわれていましたね(笑)」
そう語るのは、早見優。とんねるずもパロった大人気英会話番組『早見優のアメリカンキッズ』(1988年〜1994年・中京テレビ)。 早見優とキャラクターとの掛け合いや、単語の発音の際、早見の唇がアップになる演出が人気を呼んだ。
11月6日に配信リリースされた新曲『Dear Earth』では、英語詞を担当している。
「私は3歳から7歳までをグアムで、その後14歳までをハワイで暮らしました。英語を話せなかった私に、祖母は『セサミストリート』を観せました。番組に夢中になるうちに、みんなの言ってることがわかるようになったんです。なんでも数字を数えるカウント伯爵が大好きでしたね」
『アメリカンキッズ』を作るうえでも『セサミ』はつねに念頭にあったという。
「プーピーとガリソンという人形が登場するのですが、あくまで “友達” として出演させたい、とディレクターにお願いしました。プーピーの声の担当のジェリー・ソーレスさんは、上智大学の先輩です。2人してよく、『ここはへんですよね』とか、台本にチェックを入れていました(笑)」
とんねるずが自身の番組でパロディ化するなど、『アメリカンキッズ』は教育番組らしからぬ人気を見せた。
「はい、『タカ子姉さんのメリケンキッズ』ですね(笑)。当時、おもしろく観た記憶があります。そうやって取り上げていただいたりしたことで、ブロークンでも “話そうという気持ち” が大切だということを、番組として伝えられたのかもしれません。香港やシンガポールなどでは、うまく発音できないのをさほど気にしませんから」
早見は、番組内で扮していた金田一ならぬ “キンダニー教授” ばりにそう語った。