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上白石萌音ショック!『カムカム』不調で蘇る“朝ドラ2000年代の悪夢”…NHKに求められる大転換
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.12 06:00 最終更新日:2021.11.12 06:00
「3作連続で初回の平均世帯視聴率が20%割れ……。朝ドラは再び“冬の時代”を迎えているようです」(テレビウォッチャー)
11月1日から放送されているNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月~土曜・あさ8時)。第1話の平均世帯視聴率が16.4%(関東地区)だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。前作の「おかえりモネ」(2021年前期)の初回平均世帯視聴率19.2%を2.8ポイント下回った結果となった。
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「前々作『おちょやん』(2020年前期)も、関東地区における初回の平均視聴率は18.8%という数字でした。朝ドラは、視聴率が20%を切ると話題に取り上げられてしまう“宿命”を持っています。のきなみ低視聴率が続いた“2000年代の悪夢”が蘇ったのではないかとまでいわれています」(前出・テレビウォッチャー)
2000年代といえば、民放が大ヒットドラマを次々と生み出した時代。同年代に入って、NHKの朝ドラで関東地区の初回視聴率が初めて20%を割ったのは、藤澤恵麻がヒロインを演じた『天花』(2004年前期)だった。その後も、宮崎あおいがヒロインの『純情きらり』(2006年前期)まで、5作続いて初回の視聴率は20%割れ。2000年代は、前出のテレビウォッチャーが言うように、朝ドラの低迷期として知られている。
「2009年後期の作品『ウェルかめ』(ヒロインは倉科カナ)では、平均視聴率が13.5%という“歴代ワースト”を記録。NHKは低迷期を抜けるため、2010年前期『ゲゲゲの女房』から、それまでの8時15分開始を8時に繰り上げるという策に出ます。
その後、しばらく初回視聴率20%割れが続きましたが、『あまちゃん』(2013年前期・ヒロインはのん)、『あさが来た』(2015年後期・ヒロインは波瑠)など、最高視聴率が27%を超える人気作も生まれ、“復権”を果たしたのです。リアルタイムの視聴率だけでは人気度が測りにくくなってきた昨今とはいえ、『おちょやん』からの“冬の時代”を抜け出すには、2010年にNHKがそうしたように、何か“思い切った転換”が必要なのかもしれません」(テレビ誌ライター)
『カムカムエヴリバディ』は、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代の女性の物語を描く。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編は深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈がヒロインを務める。
上白石にとってはショッキングな発進となったようだが、ネット上では今後の“右肩上がり”を期待する声も。
《テンポもよくてほっこりしてる。良作だと思うので、視聴率も伸びるといいね》
《タイムシフト視聴しているからこの視聴率は歯がゆい……。高齢者の萌音さんのファンは増えると思うんだけどなぁ》
朝ドラで、かつてのような社会現象を巻き起こすことはできるのか。
( SmartFLASH )