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M-1グランプリ決勝進出者決定「なかなかの波乱」松本人志も唸った熱戦の行方は?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.03 15:40 最終更新日:2021.12.03 17:36

M-1グランプリ決勝進出者決定「なかなかの波乱」松本人志も唸った熱戦の行方は?

M-1グランプリ2021ファイナリスト。左からインディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ

 

 今回で17回目となる漫才日本一を決める戦い「M-1グランプリ2021」の決勝進出者が決定した。

 

 今年は過去最高の6017組がエントリーし、1~3回戦、準々決勝と長いロードを経て、12月2日におこなわれた準決勝に26組が出場。熱戦の結果、昨年から続いての決勝出場となる錦鯉オズワルドインディアンス、3年ぶりの決勝となるゆにばーすに加え、初の決勝進出となったランジャタイ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、真空ジェシカの計9組のファイナリストが誕生した。

 

 

 例年であれば、会場に待機していたセミファイナリスト全組が集められ、決勝進出者の発表直後に記者会見という流れだが、今年は、過去に類を見ないほど審査が難航。発表の開始を遅らせるという異例の事態となった。

 

 昨年、49歳(長谷川雅紀)と42歳(渡辺隆)にして初の決勝進出を果たし、テレビなどの露出が急増、「ようやくバイトをやめられた」と言う錦鯉は、長谷川が今年7月に誕生日を迎えて50代に突入。「初の50代ファイナリストでは?」と胸を張ったが、記者会見の司会を務めた麒麟・川島明が「一人で最年長記録を伸ばしている」と一蹴。

 

 相方の渡辺は、「(陸上・棒高跳びの元世界記録保持者のセルゲイ・)ブブカの記録を伸ばしている(やり方と同じ)」と40代ならではのシブいツッコミを見せた。

 

錦鯉(左から長谷川雅紀、渡辺隆)

 

 唯一、3年連続ストレートでの決勝進出となったオズワルドも、M-1を機に仕事量を急増させた。3度目の正直での優勝への思いは強く、発表で名前を呼ばれた瞬間は他コンビより大きく「よしっ!!」と発し、会見後には「(決勝進出で)ひと安心」(畠中悠)と喜びをかみしめながらも、決勝までにさらなるブラッシュアップを図ると気合いを入れていた。

 

オズワルド(左から畠中悠、伊藤俊介)

 

 一昨年2019年に初進出を果たしたが、決勝ではネタを飛ばしてしまい無念の結果となったのがインディアンス。昨年は準決勝勝ち抜けでの決勝進出を逃したが敗者復活で勝ち上がり、7位に食い込んだ。今年は晴れてストレートでの決勝進出で、司会の川島が「ドヤ顔がとまりません」と評したほど。

 

 しかし、田渕章裕は昨年、寒風の中での敗者復活戦で半袖姿だったにもかかわらず、ツイッターのトレンド入りしたのが自分ではなく「(敗者復活戦のMCである)陣内(智則)寒そう」だったことに納得がいっていないらしく、今年こそトレンド入りの野望があるようだ。

 

インディアンス(左から田渕章裕、きむ)

 

 今年のファイナリストは、初決勝進出5組に加え、吉本興業所属ではない組が4組とほぼ半数を占める。なかでもランジャタイ、モグライダー、真空ジェシカの3組は初進出。発表後の記者会見以降は、非吉本芸人で唯一のファイナリスト経験者である錦鯉が、まるで引率者のようにその3組を次の段取りへと案内する姿も見られた。

 

 決勝進出後のお約束と言えば、ファイナリストが決勝に向けた撮影や取材へと向かった先に「ファイナリスト用」として並べられている某高級焼肉店の弁当。

 

 2019年大会で準優勝を果たしたかまいたちが、自らのYouTubeチャンネルで「これを食べると『決勝に来たな!』と(実感する)」と熱弁するほど記憶に残る一品で、初決勝組が多い今年は特に大きな歓声が上がり、並ぶ弁当の写真を撮る芸人も。みな感慨深げに “決勝の味” を噛みしめていた。

 

 来たる決勝は、12月19日(日)18:34~ABCテレビ・テレビ朝日系列で生放送。今年も審査員を務める松本人志が準決勝翌日に「M-1。なかなかの波乱やな。」とつぶやいたように、優勝者のマヂカルラブリーが「これは漫才なのか?」論争を巻き起こした昨年以上にカオスとなりそう。はたして、どんな戦いが見られるのだろうか。

 

取材&文・松田優子

 

写真(c)M-1グランプリ事務局

 

( SmartFLASH )

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