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池畑慎之介、デビュー当時は仕事で忙殺「大人たちの食い物だった」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.17 20:00 最終更新日:2021.12.17 20:00
12月16日、映画『世界で一番美しい少年』の公開記念トークイベントが都内でおこなわれ、タレントの池畑慎之介が登壇した。
同作は、名作『ベニスに死す』(1971年)で、主人公を破滅に導く少年タジオを演じ、“世界で一番美しい少年” と評されたビョルン・アンドレセンにスポットをあてたドキュメンタリー映画。
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アンドレセンと池畑は、ともに10代で映画デビューを果たし、長い俳優人生を歩んでいる。池畑は、同作を観た感想について、「時の流れという人生において、自分がだんだん終末を迎えることを考えて生きていかなければいけないときですので、どうやって素敵に年を重ねていけるか、を考えさせられました」と語る。
ステージには、デビュー間もない時代の写真が用意された。池畑はデビュー当時の自身を「大人たちの食い物」と表現する。
「朝から晩まで連れ回されて仕事をしていた時代でしたので、記憶があんまりないんですよ。1日に7本くらい仕事をしていました。ちょっと仮眠をとって夜中の1時くらいから週刊誌のスタジオに行ってグラビア撮影。それで朝一番の飛行機で北海道に行って、ショーをやる。空港で寝ているところをマネージャーが顔からコートをかけて、死体みたいにゴロっとして(笑)。
昔は夜中に飛んでいる飛行機があったんですよ。そうやって、向こうでステージが終わっても、夜に(東京に)帰ってこさせられるんです。普通だったらどんちゃん騒ぎをしたいじゃないですか。それで、東京でまた朝一番のテレビに出たりとか、そういうことの繰り返しだった」
現在69歳の池畑。なによりも大切なものに「健康」をあげたが、趣味のゴルフでは老いを感じる出来事があったと言う。
池畑は「3日くらい前に、見事にゴルフ場でこけました。歳をとると、すり足になる。それで、排水溝につまずいて、思いっきりこけた(笑)。3年前はハワイのゴルフ場でカートから落ちて、背中の骨を3本折って……それで、らせん階段がダメになって、家を引っ越したんです」と苦笑い。
「歳をとると、ショックなことがいろいろあるんです。この前、五木ひろしさんの名前が出てこなくって。こうやって(身振りで)マネージャーに言って『ああ、五木さんですね』って言われましたけど。わかんなくなるんですよ。自分がピーターなのかチーターなのかもわかんない(笑)」と語り、会場を笑わせていた。
苦しい時代を乗り越え、ハツラツとした今を生きる池畑だった。
( SmartFLASH )